【祭礼日】4月20~23日
【場 所】篠座神社(大野市篠座42-5)
【日 程】20日19:00(宵宮祭)、21日10:00(奉祝大祭)、19:00(篠座シノクラ里神楽)、20:00(稲郷トウゴウ里神楽)、22日13:30~17:30(郷土芸能披露・蕨生ワラビョウ里神楽・木本領家コノモトリョウケ里神楽)、23日10:00(稚児行列)
篠座神社は、延喜式神名帳に掲載される式内社で、今年が鎮座1300年に当たり奉祝大祭が行われることになりました。
本稿では22日の郷土芸能について報告します。各芸能とも5~20分の短い時間に限られてしまいましたが、当地にゆかりのある郷土色豊かな芸能を纏めて見学出来て良かったです。
今回披露されたのは、上演順に「葛原の太鼓踊り」、「牛ヶ原の雨乞い踊り」、「若生子ワカゴの扇踊り」、「巣原スワラの平家踊り」、「秋生アキウの西谷もじり」、「藤本流秀東紀会三味線」でした。
【葛原の太鼓踊り】1522年に越前から伝わったもので3曲(十六拍子・帰り拍子他)。葛原の篠座神社は大野市篠座神社から分霊した神社で、54年振りに本家の大野市篠座神社で踊ることになりました。10人が輪になり中央の1人とともに大太鼓を打ちます。
【牛ヶ原の雨乞い踊り】唄い(CD?)、小太鼓1人・笛3人・踊り方4人(全員小学生)。棒をまわして踊る動作は水汲みや水車の回る形を表わしているそうです。
【若生子の扇踊り】唄い1人・小太鼓1人・踊り方10人。平家の落武者が昔日の栄華を偲んで踊った舞で、小さな鈴の付いた扇を手にして踊ります。今回が30年ぶりの披露なのだそうです。
【巣原の平家踊り】唄い2人(掛け合い)・太鼓1人・踊り方10人。平家の落人とその子孫が昔の栄華を思い京の都を偲んで踊った舞で、「茶臼」・「かごめし」・「ひとつがえし」の3曲。
【秋生の西谷もじり】唄い3人・三味線4人・踊り方10人。もじりは楽しむという意味だそうです。踊りやすくするため袖を丸く仕立て直しているのが特徴。昔は2月1~17日の間、集落から集落へと踊り歩いたが、現在は集落内だけで踊っているそうです。
葛原の太鼓踊り
葛原の太鼓踊り 牛ヶ原の雨乞い踊り
若生子の扇踊り 巣原の平家踊り
秋生の西谷もじり 藤本流秀東紀会三味線