若一王子祭り(流鏑馬)

【祭礼日】7月第四日曜日
【場 所】若一王子(ニャクイチオウジ)神社(大町市大町2097)

【日 程】12:30(流鏑馬三日市出発)、14:10(奉射=信濃大町駅前)、14:30~16:30(休憩)、17:00(巡行改めの儀・注連縄開き=八十二銀行前)、17:20(奉射=セブンイレブン前)、17:30(奉射=大黒町公民館前)、17:40~18:30(流鏑馬神事=神社境内)、18:40(報告祭=神社本殿)、20:00~21:00(舞台本囃子・幟奉納=本殿前)

【流鏑馬】射手は7~9才の童子で、顔を化粧し三蓋笠(サンガイカサ)を被り、狩衣に陣羽織と太刀を身に着け、重藤(シゲトウ)の弓を持ち、箙(エビラ)には7~8本の矢を挿しています。

三日町・大黒町・九日町・六九町・白塩町・北原町・上仲町・下仲町・南原町・仁科町から各1騎、合計10騎が出ます。

一番北の三日町から順に駅前通りを、口取り役・団扇役・笠役・後衛役・弓持役・介添役等が「ハオー、ハオー」の掛け声を発しながら南下します。それぞれの辻で町役員が出迎え「お下りください」の挨拶をかわし、騎馬隊が行列に加わります。

信濃大町駅前で10騎が的(扇状に開いた7枚の板)に1回ずつ奉射します。この時、団扇役の2人が的の後ろ側の左右に、町印入りの大きな団扇をかざします。(多分、矢がそれた際の危険を避けるためだと思います) 奉射後、五日町で一旦休憩します。

休憩後、八十二銀行前で巡行改めの儀を行い、総代会長から2本の矢を受け取り、九日町(セブンイレブン前)と大黒町公民館前で10騎が1回ずつ奉射します。

若一王子神社では、境内を3周した後、的場の3ヶ所の的に奉射して3周し、的立から外した的に矢を向けて(射らない)3周し、合計9周します。

流鏑馬神事が終わると、童子の射手は地面に足を着けず大人に抱かれて神社社務所に運ばれ休憩します。

『若一王子神社の流鏑馬は鎌倉の鶴岡八幡宮、京都の賀茂神社と共に、わが国の三大流鏑馬の一つとして名高く、仁科氏によって伝承されてきた古い伝統と由緒を誇っています。

流鏑馬の由来は、承久3年(1221年)後鳥羽上皇が北条義時追討の命令を出したとき、院の西面の警護を仰せつかり、上皇に忠誠を誓った仁科盛遠が、出陣に際し神前に流鏑馬を奉納し、武運を祈ったことに始まったと伝えられています。』(神社HPより)
    
【舞 台】大黒町・九日町・堀六日町・高見町・八日町・五日町(宮入り順)の6台が、順番に1舞台ずつ本殿前でお祓いを受けた後、本囃子を奉納します。この間、役員は手持ち提灯を地面に置き直立し頭を下げています。本殿では、狩衣から帰りの衣装に着替え兜を被った射手10人が、一列に床机に座り本囃子奉納を見守ります。

大黒町の舞台だけが蝋燭の提灯を使用していますが、他の5町は電球を使っています。本囃子の奉納終了後、大黒町は舞台を解体し自前の舞台倉庫に保管します。他の5町は舞台を解体せずそのまま神社近くの共同の格納庫に保管します。ここで5町の舞台が揃い踏みするそうです。(残念ながら、知らずに見過ごしました)

 

 大黒町                                     六九町

 

        出迎え                                 JR駅前(仁科町)

 

注連縄開き                                   三日町

 

セブンイレブン前(北原町)                  大黒町公民館前(上仲町)

 

    若一王子神社(北原町)                    的に矢を向ける(三日町)

 

    大黒町                    お祓いを受ける(堀六日町)

 

  本囃子奉納(五日町)                     本囃子奉納を見守る射手    

若一王子祭り(渡御祭・稚児行列) 

若一王子祭り(流鏑馬)

 

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