春日若宮おん祭り・お渡り式(春日大社)

【祭礼日】12月17日
【場 所】若宮神社(奈良市春日野町160 春日大社内)

【日 程】00:00(遷幸の儀=若宮神社~御旅所)、01:00(暁祭=御旅所)、09:00(本殿祭=春日大社本社)、12:00(お渡り式= 奈良県庁前広場出発)、12:50(交名の儀=興福寺南大門跡)、13:00(松の下式=一ノ鳥居内影向)、14:00(競馬=一ノ鳥居内馬出橋~お流所勝負榊)、14:30(稚児流鏑馬=一ノ鳥居~馬出橋)、14:30(お旅所祭=御旅所)、15:30~22:30(神楽・東遊・田楽・細男・猿楽・舞楽・和舞ヤマトマイ=御旅所)、23:00(還幸の儀=若宮神社)

『長承年間(1132~1335年)には長年にわたる大雨洪水により飢饉が相次ぎ、天下に疫病が蔓延したので、時の関白藤原忠通公が万民救済の為若宮の御霊威にすがり、保延2年(1136年)、春日野に御神霊をお迎えして丁重なる祭礼を奉仕したのがおん祭の始まりです。御霊験はあらたかで長雨洪水も治まり晴天が続いたので、以後五穀豊穣、万民安楽を祈り大和一国を挙げて盛大に執り行われ、八百八十有余年にわたり途切れることなく今日に至ります。』(神社HPより)

今回は午後から行われる「お渡り式」から見学しました。お渡り式といっても、ご神霊は今日未明のうちに若宮神社から御旅所に移っているので、神事芸能などの奉仕者が若宮神社のもとへ社参する行列となっています。

行列は、明治以降に加わった先行の行列と古式を伝える伝統の行列とからなっています。伝統の行列は次の通りです。

第一番:日使(ヒノツカイ)、第二番:神子(ミコ)、第三番:細男(セイノオ)・相撲、第四番:猿楽、第五番:田楽、第六番:馬長児(バチョウノチゴ)、第七番:競馬、第八番:流鏑馬(ヤブサメ)、第九番:将馬(イサセウマ)、第十番:野太刀、第十一番:大和士(ヤマトザムライ)、第十二番:大名行列。

奈良県庁前広場から御旅所までの2.5Kmを1000人を超える行列が進み、途中、4ヶ所で神事を行います。

それぞれの神事を見学するには場所取りも必要となり身が二つも三つも要ります。このため興福寺南大門跡での「交名(キョウミョウ)の儀」と一ノ鳥居内影向(ヨウゴ)での「松の下式」は見学できませんました。

御旅所での神楽・田楽・舞楽などの見学のため予め桟敷席を購入していましたが、全席当日指定(いわば到着順の自由席)となっています。

「お旅所祭」神楽・田楽・舞楽などの奉納行事は、桟敷席から数十メートルも離れている所で行われます。暗くなっても照明は演舞者を照らす提灯だけだそうです。

お旅所祭の途中から雨が降り始めたため、神楽・東遊(アズマアソビ)は手前のテントの中で行われました。青天井の桟敷席に雨が激しく降り陽が落ちるとともに急に寒くなってきたため舞楽以降の奉納行事の見学はあきらめホテルに戻りました。

 

      田楽座五色幣(県庁前広場)            田楽座花笠(県庁前広場)

 

 日使(ヒノツカイ)                            奈良神子(ミコ)

 

  女 官                                椎木(シギ)

 

祝御幣(イワイゴヘイ)・梅白枝(ウメノズバエ)                 十列児(トオツラノチゴ)      

 

馬長児(バチョウノチゴ)笹竹                      馬長児(バチョウノチゴ)

 

          競 馬                         流鏑馬(的持ち・弓矢持ち)

 

将馬(イサセウマ)                             野太刀

 

子供大名行列                             流鏑馬 

 

       お旅所祭                           社伝神楽(神のます)

 

東遊(アズマアソビ)                           神楽式

  

  

春日若宮おん祭り(宵宮祭)

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