【祭礼日】10月29日
【場 所】高根白山神社(藤枝市瀬戸ノ谷9964)
【日 程】10:00~11:30(式典)、12:30~15:30(古代神楽)
高根白山神社の古代神楽は、安倍川、大井川上流域に伝わる湯立て神楽の流れを受けている「駿河神楽」の一つで、江戸時代後期から伝わるといわれています。
古代神楽が舞われる拝殿の天井の東西南北四方には木枠が取り付けられており、この木枠に沿って張られた注連縄(シメナワ)に白い紙垂(シデ)と切り紙が吊るしてあります。さらにこの間に縦横それぞれ9本の注連縄が張られ、これに青・赤・黄・白・緑の5色の紙垂が吊るしてあります。この天蓋を玉蓋というそうです。
【演 目】1.幣の舞、2.天狗面の舞、3.湯立の舞、4.殿面の舞、5.三宝荒神の舞、6.戎子(エビス)大黒の舞、7.天王の舞、8.剣の舞、9.米の舞、10.五行の舞、11.八幡天皇の舞
演目18曲のうち、今回12曲舞われる予定のところ「姫の舞」は出演者体調不良のため中止となりました。
午前中に式典が行われこの中で浦安の舞が舞われます。昼食休憩の後、古代神楽が始まりますが神楽の開始にあたり、笛・太鼓の囃子が奏される中、「神迎え(座揃え)」の儀式が行われます。
演者は、殿面の舞・戎子大黒の舞・剣の舞以外の舞では直垂(ヒタタレ)・袴姿に烏帽子を被り、採り物は舞により鈴・幣・扇・榊・笏(シャク)などを用います。また天狗面の舞・殿面の舞・戎子大黒の舞では面を付けて舞います。
天王の舞では幣の付いた榊や弓矢が見物人に配られます。最後の舞が終わると、神返し(シメ切り)の儀式で玉蓋を吊るしていた注連縄を切って所望者に配られます。
浦安の舞 神迎え(座揃え)
幣の舞 天狗面の舞
湯立の舞 殿面の舞
三宝荒神の舞 戎子大黒の舞
天王の舞 剣の舞
米の舞 五行の舞
八幡天皇の舞 神返し(シメ切)