大鍋の御神楽(子守神社)

【祭礼日】10月15日
【場 所】子守(ネノカミ)神社(賀茂郡河津町大鍋390)

【日 程】9:30~15:30

大鍋の御神楽は、江戸中期の享保年間(1716~1736年)の頃から伝えられたものと言われています。かつては、凶作・災難・疫病などがあった時に舞われていましたが、現在は毎年10月15日に舞われています。

『平川家の先祖金三郎が江戸へ行って、神楽の舞い、楽、すべてを覚えて大鍋に帰り、地元に伝えたという言い伝えがある。労力を費やして神楽を持って来たことより、御神楽は大鍋より外へは絶対に出さないとして婿や次男にはやらせないという不文律が出来上がったという。』(当日配布資料より)

【演 目】オハライ・芝踏舞・巫女舞・御姿舞・翁舞・天狗舞・恵比寿舞・稲荷舞・山之神舞・巫女舞の順で舞われますが、巫女舞を含め全ての舞が男子の一人舞です。八つの舞を一人ずつ8人で舞います。

芝踏舞・御姿舞・翁舞・天狗舞では、法文を唱え手で印を結び印を解きます。稲荷舞では矢を五方に放ち、子供たちがこれを奪い合います。

翁舞では三宝に載せた餅を五方に撒き、山之神舞ではオハチの中の菓子・餅を五方に撒いた後、観客に向けて撒き、同時に他の3ヶ所からも観客に餅・菓子を撒きます。 

最後の巫女舞が舞われると、舞台の前を観客の皆さんが一列になって通り巫女さんのお祓いを受けます。

【楽 器】大太鼓1・小太鼓1・鉦1・笛4。

【楽の曲目】若竹・高燈樓・四車(シグルマ)・岡崎。

【法 文】東方に御ざんじんやしゃ明王
     北方にこんごうやしゃ明王
     南方にぐんだりやしゃ明王 
     西方にさいいとくやしゃ明王
     中央に大日大小ふどう明王

 

   神楽殿                                   オハライ

 

  芝踏舞                                    巫女舞

 

御姿舞

 

翁  舞

 

  天狗舞                                   恵比寿舞

 

           稲荷舞                           山之神舞

 

山之神舞で餅・菓子を撒く                       お祓いを受ける  


祭りの栞(トップ)

 

inserted by FC2 system