【祭礼日】10月第一金~日曜日(寅・巳・申・亥年に大祭)
【場 所】飽波神社(藤枝市藤枝5-15−36)
【日 程】金曜日午後~21:00(屋台曳き廻し)、14:00~15:30(奉納踊り=神社)
土曜日8:30~21:00(屋台曳き廻し)、9:10~17:15(奉納踊り=神社)
日曜日8:30~21:00(屋台曳き廻し)、9:10~11:20・15:30~16:00(奉納踊り=神社)、15:20~20:30(地踊り=本部前)
藤枝大祭(オオマツリ)は、江戸時代、田中城の鬼門を守る青山八幡宮の大祭に、藤枝宿の屋台が神興披露の行列に付き従ったのが始まりと言われています。
【屋台】14地区から各1基の屋台が出ます。屋台の前部に差し込んだ梃子棒(長さ5m、直径30cmほど)で屋台の進行方向などを調整します。
屋台の曳き廻し時には屋根方5人が屋根に乗り、リーダーの鬼瓦役が屋台進行の指揮を執ります。鬼瓦役は始動命令を日扇や拍子木で下にいる受け手に知らせ、受け手はチャキと呼ぶ拍子木で綱係や梃子係に伝達します。
今年新調した市部区の屋台は2千万円要したそうです。
【地踊り】14地区全ての屋台が長唄・三味線・笛と鼓の囃子方による演奏で、それぞれ数十人の屋台曳き手が揃いの着物・法被姿で地踊り(手踊り)を披露します。この祭りのために、東京から約100名の長唄の師匠が集まるそうです。その質・量ともに日本一の長唄・地踊りです。
左車(サグルマ)区と下伝馬区だけに童女が屋台の上で踊る上踊り(ウワオドリ)の伝統を残しています。踊り舞台を備える三層高欄型山車屋台の時代には、舞台での上踊りと地面での地踊りが共に舞われていたのが、明治時代に電線の普及で踊り舞台だけの屋台に変わったことから上踊りが廃れたのだそうです。
今回は神社境内での、市部区(五郎・伊勢参宮)、長楽寺区(俄獅子・月の巻)、左車区(末広狩・五郎・越後獅子・汐汲)、下伝馬区(桑名の殿さま・深川)、原区(菖蒲アヤメ浴衣)の奉納踊りを見学しました。
市部区(五郎) 市部区(伊勢参宮)
長楽寺区(俄獅子) 長楽寺区(月の巻)
左車区(末広狩) 左車区(汐汲)
下伝馬区(桑名の殿さま) 下伝馬区(深川)
原区(菖蒲浴衣) 原区屋台(梃子棒)
原区屋台(曳き廻し) 原区屋台(囃子方)
小坂区屋台 左車区(地踊り)