小稲の虎舞(来宮神社)

【祭礼日】8月14日(旧暦)
【場 所】来宮神社(賀茂郡南伊豆町手石1186-2)

【日 程】15:30(屋台囃子=小稲コイナ集会所前)、15:45(虎舞=小稲集会所)、16:20~16:40(虎舞=神社境内)、17:00~20:00(屋台巡行)、20:30~21:30(虎舞=仮設舞台虎山)

虎舞は、近松門左衛門の「国姓爺合戦」の一部を舞にしたもので、漢人の和藤内が竹藪に差し掛かった時に大虎と出くわし、格闘の末、虎を生け捕りにし連れ帰るという筋書きで、天明年間(1781~88年)に始まったとされます。

今年は11年振りに龍虎の舞が行われたので、和藤内は虎に負け、虎が龍と闘うという筋書きに変わり、龍に敗れた虎は来宮神社へ逃げて虎舞が終ります。人出不足のため隣の手石から7人の助っ人を得て龍虎の舞ができたそうです。

【虎】藤蔓で編まれた布状のぬいぐるみで、二人が入り素足で舞います。ぬいぐるみはボロボロで今にも破れそうでした。

【龍】龍は「国姓爺合戦」の原作にはありませんが、胴体は7m程の竹と1.5m程の籠を合わせて作り、全長10mを超し10人がかりで動かします。頭は緑で目と口が赤で、頭部の両側に花火が、尾には2m程の剣が付いています。

【虎山=仮設舞台】小稲海岸の浜辺に設けられ、間口3m、奥行き5.5m、高さ1.5mで、正面に階段が付き舞台の両側に竹笹が括りつけられた欄干が付いています。

【太鼓屋台】囃子は大太鼓1人・小太鼓1人・笛6人。最初、小稲集会所前と神社鳥居前で囃した後、町内を巡行します。巡行を終えた太鼓屋台が、虎山の横に並び囃子を終えると虎舞が始まります。

 

小稲集会所前で囃す

 

    小稲集会所で虎舞                        虎と龍を載せた太鼓屋台

 

鳥居前で激しく舞い囃す                      虎舞の囃子方(神社)

 

神社境内で虎舞

 

虎と和藤内                                 龍と虎

  

  龍が虎に勝つ                 太鼓屋台  

 

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