滝沢の放歌踊り(林慶寺)

【祭礼日】8月13~14日・20日
【場 所】林慶寺(浜松市北区滝沢町1406)・初盆の家

【日 程】13日18:00~18:40(林慶寺)、18:50~19:40(初盆宅1軒目)、20:00~20:50(初盆宅2軒目)

放歌踊は鎌倉時代から室町時代にかけて放下僧によって伝えられた念仏踊りで、三河地方(愛知県東部)を中心に行われていました。滝沢の放歌踊は、愛知県新城市大海(オオミ)の放下踊が、山伝いに引佐町渋川や東久留女木を経て伝わってきたとされています。

【行列】滝沢町公民館から林慶寺へ頭先(カシラサキ)2人を先頭に、ひんどうろう2基・双盤(ソウバン)2ヶ・笛4人・太鼓4人・供回り20人が続きます。

【林慶寺での踊り】境内で全村の先祖に回向を行います。前半は遠州大念仏、後半は放歌踊りの二部構成となっています。念仏踊りでは、最初太鼓4ヶを一列に並べ置いて撥を持って舞い、最後に左手と左足で太鼓を少し持ち上げて細長の枝で太鼓を打ちます。

放歌踊りでは2人1組の踊り手が太鼓を中にして向かい合い、左右に踏み出して刀で太鼓を切るような所作をしながら踊ります。途中から片面に佛、反対面に神と書かれた大団扇を持ったヒヨットコと扇子をもったオカメが踊りに入ってきます。最後に庭を右回りに三巡し境内を出て初盆の家へ向かいます。

【初盆宅での踊り】今年の初盆は5軒(このうち2軒同行しました)。放歌踊り20分、休憩20分、念仏踊り10分、移動10分ほどのサイクルで、移動は全員大型の遠鉄バスで行うので、こちらは追いかけるのが大変です。初盆宅の数十メートル手前から道囃子の演奏を始めているはずですが間に合いません。

行列が初盆宅に着くと庭を右周りに一巡し、ひんどうろうは初盆宅の仏間に置かれます。休憩時間にはお酒・西瓜・おにぎり等が振舞われます。踊りが終わると庭を右回りに一巡し退出します。

 

  頭 先                                 ひんどうろう

 

念仏踊り

 

念仏踊り                                     双 盤

 

放歌踊り

 

 境内を三周                                火男とおかめ

   

  放歌踊り(初盆1軒目)                    念仏踊り(初盆2軒目)

 

         休 憩                           放歌踊り(初盆3軒目)

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