島田の鹿島踊り(春日神社)

【祭礼日】6月第一日曜日
【場 所】春日神社(島田市大井町2316 大井神社内)

【日 程】15:00(式典)、15:30~16:00(鹿島踊り)

島田の鹿島踊りは、延宝年間(1673~1681年)に疫病退散を願って春日神社に踊りを奉納したのが始まりといわれ、茨城県鹿島神宮から房総半島・神奈川県西部・静岡県伊豆半島東部の沿岸部に伝播したといわれる鹿島踊りとは、踊り方の衣装も踊りの内容も全く異なるので、別系統の民俗芸能と捉えた方が良いかもしれません。

島田の鹿島踊りは、寅・巳・申・亥年の10月第二土~月曜日に開催される島田大祭の行事の一つとして参加し踊りを披露していましたが、平成12年(2000年)から、大井神社の境内社である春日神社の例祭にも合わせて行なうようになりました。

踊り手は小学高学年~高校生で、三番叟2人・お鏡2人・つづみ8人・ささら6人の合計18人です。

三番叟(サンバソウ)は狩衣(カリギヌ)に軽衫(カルサン)を着け剣先烏帽子を被り、手に扇と鈴を持っています。お鏡・つつみ・ささらは広袖の着物に軽衫を着け赤い焙烙(ホウラク)頭巾を被り、お鏡は御幣の付いた鏡と鈴を、つづみは鼓を、ささらは竹ささらと棒ささらを手に持っています。

笛を吹く楽人10人は大人で、濃紺の着物に茶色の裃を着け茶の鶏兜を被っています。踊り手の華やかな衣装とは全く対照的です。

楽人の笛の音に合わせて三番叟・お鏡・つづみ・ささらの順で、最初は鳥居から大井神社に向かう参道で踊り、大井神社前で左折し2列に並んで笛を吹く楽人の前で踊ります。一旦休憩の後、境内奥にある太鼓橋の手前から橋を渡って春日神社に向かい踊ります。

 

三番叟                                     お 鏡

 

つづみ                                      ささら

 

楽 人                                     踊り手

 

三番叟                                     お 鏡

 

つづみ                                      ささら



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