節分祭(静岡浅間神社)

【祭礼日】2月節分の日
【場 所】静岡浅間神社(静岡市葵区宮ケ崎町102-1)

【日 程】14:50(神事=大拝殿/蟇目鳴弦式=舞殿、同時進行)、15:30(鬼やらい神事=大拝殿/前庭、同時進行)、15:45(豆撒き)

静岡浅間神社の節分祭では、蟇目(ヒキメ)鳴弦(メイゲン)式と鬼やらい神事が行われ、最後に豆撒きが行われます。

【蟇目鳴弦式】蟇目とは、鏑矢(カブラヤ)あるいはその先端につけられた大型の鏑をいいます。鳴弦式とは、弓に矢をつがえずに弦を引き音を鳴らす事により気を祓う魔除けの儀礼で、平安時代から行われています。

蟇目鳴弦式は大拝殿での節分祭神事と並行して舞殿で、素襖(スオウ)姿の浅間弓道道場会員により奉仕されます。大弓や太刀を持ち座す6人が見守る中、弓と鏑矢を持った1人が舞殿の中央で鏑矢を弓につがえた後、矢を放たず弦を引き音を鳴らし厄を祓います。これを五方に向かって行います。

【鬼やらい神事】大拝殿で、宮司が祝詞を奏上し年男・年女・世話人が玉串を奉げた後、宮司以下神職が太鼓や鈴を鳴らし、世話人参列者が「おにやらぼう」で戸板を叩き悪鬼を追い祓います。この行事の様子が、江戸時代の正徳年間(1711~1716年)に書かれた随筆『塩尻』天野信影著に記されているといわれますから、鬼やらい神事は300年以上続いていることになります。

大拝殿での鬼やらい神事と並行して、前庭に設けられた鬼の文字が墨書された板塀を、一般参拝者が「おにやらぼう」で叩き悪鬼を追い祓います。一般参拝者が前庭でこの行事に参加できるようになったのは2004年からだそうです。

「おにやらぼう」は、梅と猫柳の若枝を束ねたもので、初穂料800円で授与されます。豆を撒いた後、「おにやらぼう」で家の戸口を叩き玄関や鬼門等に飾ると災厄から免れると伝えられています。

鬼やらい神事が終わると、宮司・年男・年女等が、福豆・福餅・お菓子などが入った2万袋を壇上から盛大に撒きます。美川憲一さんのモノマネをされてるそのまんま美川さんも撒いていました。

 

   鬼の文字が書かれた板塀                    おにやらぼう

 

蟇目鳴弦式

 

蟇目鳴弦式

 

鬼やらい神事

 

豆撒き

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