管粥祭・焼納祭(秋葉神社)

【祭礼日】1月28日
【場 所】秋葉神社(浜松市中区三組町39)

【日 程】16:00~17:00(管粥祭)、20:00~21:00(焼納祭)

浜松秋葉神社は、徳川家康公が永禄13年(1570年)に浜松城を築き入城した際、北遠の霊山秋葉山より勧請した神社で、武運長久と城下の安全を願い浜松城の裏鬼門(西南)にあたる場所に創建されました。

毎年1月28日、農作物の豊凶を占う「管粥祭(クダカユサイ)」と御札・注連縄・正月飾りなどを火の神に納める「焼納祭」が行われます。

祭り当日、境内の一角に設けられた焼納所に焼納品が持ち込まれ山積みになります。

社殿前には2口の釜をかけた竃が設けられ、すでに薪に火がくべられ釜からは湯気が噴き出ています。竃の社殿側には三方(サンボウ)に載せられた五穀(米・麦・黍・粟・大豆)2組と蒸籠(セイロ)2台が置かれています。

時間になると神職4人が竃の前に並び祝詞を奏上した後、五穀を釜の中に入れ、次に、細い竹筒5本を束ねたものを釜の中に入れます。釜は2口あるので2回行います。

5分ほど後、2口の釜から竹筒2組を柄杓で取り出し、それぞれ蒸籠2台に移し入れ、これを捧げ持って社前に運びます。3人の神職が見守る中、社前で1人の神職が管粥占いをします。拝殿入り口から社前までは遠く離れているのでどのように占いを行なっているのかは分かりません。

30分ほどすると、拝殿入り口の柱に管粥占いの結果が張り出されます。「春作 六分九厘、夏作 六分九厘、秋作 六分七厘」でした。

20時から行われる焼納祭は見学せずに帰りました。

 

  焼納所                               管粥の釜場

 

五穀(米・麦・黍・粟・大豆)                       祝詞奏上        

 

五穀を釜に入れる                         竹筒を釜に入れる

 

     竹筒を取り出す                     粥の入った竹筒を社前に運ぶ

 

    社前で管粥占いをする                   管粥占いの結果が張り出される

祭りの栞(トップ)

 

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