野沢温泉の燈籠祭り

【祭礼日】9月8~9日
【場 所】湯澤神社(下高井郡野沢温泉村豊郷9310)

【日 程】8日19:45~24:30(燈籠行列=惣代事務所~十王堂(閻魔堂)の湯~成田屋前~大湯~湯澤神社)
9日9:00~10:15(宝船=林業センター~)、 9:20~11:30(子供神輿=惣代事務所~) 、9:30~17:30(神輿巡幸=惣代事務所~村内一円)、13:00~15:00(例祭行列=惣代事務所~湯澤神社)

燈籠祭りは、1月に行われる「道祖神祭り」とともに、江戸時代後半頃から始まった行事とされています。地元組織の野沢組惣代が総元締めとなり、前・本・後厄年の男たちからなる「三夜講」の人々が祭りを執り行っています。

【燈 籠】燈籠は沢山あり、柳燈籠1・花燈籠1・制札燈籠1・猿田御幣燈籠2・獅子御幣燈籠2・新鈴燈籠5・獅子鈴燈籠4・奴燈籠31・奥燈籠1・薙刀燈籠1・剣燈籠1と、昼間、道路に並べてある燈籠を数えたら50本もありました。(三十六歌仙燈篭もあるようですが見かけませんでしたが、多分36本あるのでしょう)

【燈籠行列】野沢組惣代事務所前から出発し、一番制札燈籠、二番榊燈籠、三番猿田御幣燈籠、四番猿田彦命、五番柳燈籠、六番花燈籠と続き、神社を含め4ヶ所で、猿田彦による注連切が行われ、獅子舞が行われ、三十六歌仙舞が披露されます。

獅子舞の間に、奴燈籠が向き合って叩き合いをしているそうですが、獅子舞と猿田彦の舞をメインにして見学したので、奴燈籠の叩き合いは見ることは出来ませんでした。また三十六歌仙の舞も1回見ただけです。それぞれの舞が、各所で同時並行で行われているのです。

湯沢神社の灯篭祭りは「一度見ないばか、二度見るばか」と言われますが、一度では済まないようです。

行列は大湯通りを湯沢神社に向かって進み、神社に到着し舞が終わるのは深夜になります。

【獅子舞】囃子は笛4・大太鼓1・小太鼓1(太鼓は一人で大・小2台を叩きます)。最初、胴幕を拡げて、次に御幣を持って、次に御幣と鈴を持って、次に剣を持って舞い、最後に胴幕を拡げて舞います。
最後の拝殿での本舞では、獅子が眠るまで延々1時間に亘って舞います。

【猿田彦の舞】最初、白い紙を両手の指に挟み、次に御幣の付いた鉾を持って、次に剣を持って、最後に松明を持って舞います。採り物を替えるたびに、付き添いが天孫降臨・猿田彦命と書かれた大団扇で猿田彦を扇ぎます。猿田彦は松明で注連を焼いた後、この松明を観客のいる方向に投げつけて、注連を太刀で切ります。

【三十六歌仙の舞】4人の童子が最初、鉾を持って、次に扇と鈴を持って舞います。

 

柳燈籠・花燈籠          新鈴灯籠

 

御幣燈籠                  行列出発 

 

獅子舞(剣の舞)             獅子舞(囃子)

 

猿田彦の舞

 

松明を投げる                注連を切る

 

三十六歌仙の舞              獅子舞(本舞)


祭りの栞(トップ)

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