切久保の七道祭り(切久保諏訪神社)

【祭礼日】9月第三月曜日
【場 所】切久保諏訪神社(北安曇郡白馬村北城12327)

【日 程】10:00~12:00(道行)、12:00~13:00(神事・七道面行列)、13:00~13:30(尾花踊り・浦安の舞)、13:40~14:00(子供相撲・白馬塩の道太鼓)

白馬村には、「塩の道」と呼ばれる信州松本と日本海側の糸魚川をむすぶ旧街道、「千国(チクニ)街道」の「塩島新田宿」があり、切久保(キリクボ)諏訪神社は千国街道から200mほど西へ入った所にあります。

切久保諏訪神社は、森上・塩島・切久保・新田・通(カヨウ)・立の間(タテノマ)・青鬼(アオニ)の七つの邑(ムラ)の氏神様で、「切久保の七道祭り」は秋の例祭の中で行われます。

塩島新田宿には歴代当宿の庄屋を務めた「横澤家住宅」が残されていて、祭り当日、各邑の諏訪大明神の幟と山車はここから行列を組んで1.5Kmほど先にある神社に向かいます。

山車は、四輪の台車に載せた本体に紫・赤・白の幕を巡らし、稲藁で作った棟付きの屋根で覆い、前面にお多福面を飾った独特なものです。

神社での例祭神事の中で「七道面行列」が行われます。緑・黄・赤の狩衣(カリギヌ)姿に七道面を被った7人が本殿から出てきて参道に向かいます。先頭は桶胴太鼓と撥(バチ)を持った般若面です。

七道面の後ろに神職3人と紺の神社半纏を着けた各邑の氏子総代7人が続きます。いずれも先端に紙垂(シデ)を付けた木の鉾を持ち、この紙垂で参道に並ぶ参詣者の頭を撫でお祓いをしながら進み、鳥居から折り返して再び参詣者の頭を撫でながら本殿に戻ります。

神事が終わると、神楽殿で「尾花踊り」と「浦安の舞」が奉納されます。尾花踊りは、黄緑の着物に赤の帯を締め天冠を被り、右手に尾花(ススキ)の束を左手に赤の扇を持つ7人の少女が歌に合わせて踊ります。

その後、神楽殿前の土俵で子供相撲が行われます。最後に、神楽殿で5人の大人により「白馬塩の道太鼓」の演奏が奉納されます。

 

各邑の神社幟                               山 車  

 

七道面行列

 

七道面行列                               尾花踊り

 

尾花踊り                               浦安の舞

 

  子供相撲                           白馬塩の道太鼓

 

祭りの栞(トップ)

 

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