例大祭(小木曽諏訪神社)

【祭礼日】9月第二日曜日
【場 所】小木曽諏訪神社(木曽郡木祖村小木曽437)

【日 程】8:30~9:00(例大祭神事)、10:00(渡御)、10:20~13:00(三番叟・獅子舞・菓子餅投げ=細島・第18・17区公会所)、13:20(神事・菓子餅投げ=八幡様)、14:00~16:00(三番叟・獅子舞・菓子餅投げ=第14・13・12区公会所)、17:30~18:00(三番叟・獅子舞=神社)、18:00~19:00(還御祭・菓子餅投げ・直会=神社)

小木曽(オギソ)諏訪神社の例大祭では、神輿が小木曽全域を渡御するのと並行して三番叟と獅子舞が各公会所で披露されます。今回は第12区公会所と神社での三番叟と獅子舞を見学しました。

【三番叟】最初、巫女姿の少女二人が揃って、塩を盛った皿を左手に持ち片足飛びしながら場の四隅に移動し塩を振ります。次に、中央に戻り右手に鈴を左手に扇を持って正面を向いて鈴と扇を上下した後、顔の横に扇をおき片足飛びしながら場の四隅に移動し片膝立ちします。

次に、中央に戻り横向きになり右手の鈴を頭上に上げて片足飛びしながら鈴を振り、次に、反対方向に横向きになり左手の扇を頭上に上げて片足飛びしながら扇を振ります。次に中央に戻りその場で両足飛びをします。

以上の舞を2回繰り返します。これが三番叟?と思わせる不思議な舞です。囃子方は大太鼓と締め太鼓を一人で打つ太鼓打ちと笛吹き約10人です。

【獅子舞】三番叟と同じ囃子方の囃しに合わせて、最初、胴幕を広げて二人立ちの獅子舞を舞い、次に、胴幕を絞り右手に御幣を左手に鈴を持って一人立ちの獅子舞を優雅に舞い、最後に胴幕を広げて二人立ちの獅子舞に戻り激しく舞います。

獅子頭を被る舞い方は女装の着物姿で舞い、後ろの胴幕持ちは赤・黄・青・緑4色の長半纏に白の軽衫(カルサン)を着けています。胴幕持ちの衣装が他の伊勢神楽系の獅子舞では見られないもので珍しいです

【神輿渡御】獅子舞が終わった後、神社で三番叟と獅子舞が奉納されますが、少し時間が空くので神輿渡御の一行をを探していたら見つかりました。

黒や紺の半纏に白の軽衫(カルサンン)を着けた12人が神輿を担いで練っていました。近頃流行りの台車は使わず担ぎ手の交代要員も随行して一日中担いで巡幸しているそうです。神輿担ぎ・豚汁の振る舞い・ビンゴゲームなど、今日の祭りの中心的役割を「訪友会」が務めています。

神輿の前には、金色の狩衣(カリギヌ)姿に白髪の天狗面を被り鳥の羽で作った団扇を持つ天狗と、紫の狩衣姿に烏帽子を被り榊の枝を持つ神職が付き添っています。天狗には子供たちが纏わりついて離れません。

神社での三番叟・獅子舞は公会所で舞われた舞と同じでしたが、獅子頭を被る舞い方の女装の着物は青系からピンクに替わっていました。

 

三番叟(12区公会所)                   囃子方(12区公会所)

 

三番叟(12区公会所)

 

獅子舞(12区公会所)

 

   神輿渡御                             囃子方(神社)

 

三番叟(神社)

 

獅子舞(神社)

祭りの栞(トップ)

 

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