島立堀米の裸祭り

【祭礼日】7月第一日曜日
【場 所】津島神社(松本市島立堀米 堀米公民館の西100m)

【日 程】14:00(神事)、14:30~16:00(巡行・禊ぎ)

裸祭りは、堀米(ホリゴメ)地区の氏神である津島神社の祭りです。津島神社は江戸時代宝暦年間(1751~1764年)に、尾張一宮の津島神社から勧請されたといわれ、牛頭天王(ゴズテンノウ)を祀っています。祭礼日は、地区の農休み日である7月1日でしたが、現在は7月第一日曜日となっています。

宵祭りの日、子どもたちは五色の紙幟を作ります。紙幟には「奉献 津島牛頭天王」の文字と氏名・干支年を書きます。また紙幟を立てる泥山を社前に作り、三尺のモッコフンドシを締める練習などをします。夕方になると津島社の前には大幟、中幟が立ち、紙幟を泥山に立て、太鼓を叩いたり花火をあげてまつります。

祭り当日、堀米公民館に集合しモッコフンドシを締め、揃って神社に向かい神社を三周した後、新田蛇原(シンデンジャハラ)地区の25人と本村(ホンムラ)地区の15人の二手に分かれて、それぞれ地区を巡行します。途中で出会った新田蛇原地区の行列について行きました。

親玉(6年生)が大幟、中玉(4~5年生)が中幟、小玉(1~3年生)が五色の紙幟を担いで、親玉の「オンヤーサー」の掛け声に、中玉と小玉が「モンヤーサー」と応えながら、途中2ヶ所で休憩し、約1時間地区を巡行し神社に戻ります。

神社に着くと紙幟を社前の泥山に立ててから、子供たちは境内の池に跳び込んで禊(ミソギ)をします。禊が終わると紙幟は泥山に立て置いたまま堀米公民館に向かいます。

堀米地区では、この日にきゅうりを食べてはいけないという禁忌を現在でも守っている家もあるそうです。これは津島神社の神紋が木瓜紋(モッコウモン)で、きゅうりの輪切りに似ているためなのだそうです。津島神社を崇敬した尾張織田家の家紋も木瓜紋です。

 

中 玉                                    小 玉

 

親 玉                                    小 玉

 

紙幟を立てる                                池で禊ぐ

 

池で禊ぐ                                  紙 幟

祭りの栞(トップ)

 

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