田遊神事(御作田社)

【祭礼日】6月30日
【場 所】御作田社(諏訪郡下諏訪町新町下3397)

【日 程】14:00~14:40

御作田社(ミサクダシャ)は諏訪大社下社の境外末社で、諏訪大社下社の春宮と秋宮の真ん中の地に位置します。

この御作田社で、毎年6月晦日に「田遊神事」が行われます。御作田社の神田に植えられた早稲は1ヶ月後の8月1日には穂が出て、諏訪大社下社の御霊代(ミタマシロ)を秋宮から春宮に移す「遷座祭(お舟祭り)」の神前に供えられたといわれ、「御作田の早稲」として「諏訪の七不思議」の一つとされています。

田遊び神事の当日昼過ぎに神社に着くと、社殿といっても祠ですがその前に2間四方の広さに茣蓙が敷かれ、その脇に置かれた八足台(ハッソクダイ)の上には神饌が並べてあり、その一番左に稲苗の束があります。

式典の後、田と見立てる茣蓙の四隅で神職が鍬を持って田を起こす所作をします。次に、鋤を持って同じように茣蓙の四隅で田を起こす所作をします。次に、馬鍬(マグワ)を模した造り物を持って田均しの所作をします。

田作りの所作が終わると、茣蓙の中央に稲苗2束が置かれ、二人の巫女が神職の笏拍子・笛・歌に合わせて茣蓙の上で「田舞」を奉納します。

田舞が終わると、境内の一角にある木柵に囲まれた3坪ほどの神田で田植えが行われます。白丁(ハクチョウ)姿に烏帽子を被る1人が10分ほどで早稲苗を植え終えます。

 

御作田社                                 神 饌 

 

鍬で田を起こす                           鋤で田を起こす

 

馬鍬で田を均す                           田植歌を歌う

 

田 舞

 

田 舞

 

      田 舞                            神田に苗を投げ入れる

 

 神田に苗を植える                         苗を植え終えた神田

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