御田植祭(諏訪大社上社藤島社)

【祭礼日】6月第一日曜日
【場 所】諏訪大社上社本宮(諏訪市中洲1)・藤島社(諏訪市中洲599)

【日 程】13:00~13:30(奉告祭=上社本宮)、13:45~14:15(式典・田舞=藤島社)、14:15~14:45(御田植=藤島社)

昼前に諏訪大社上社本宮に着くと、4年前の「御柱祭」で立てられた「一の御柱」の前で、揃いの赤の半纏姿に花笠を被ったり赤の鉢巻を締める「足長剛勇太鼓」の子供たちが胸に付けた太鼓を打ち鳴らしています。

神事参列者と早乙女は巫女から清めの手水を掛けてもらい整列した後、行列を組んで拝殿に向かいます。拝殿での奉告祭を終えると、再び行列を組んで本宮から500mほど北にある藤島社に向かいます。

藤島社の神田前に設けられた斎場(テントの中)で式典が行われ、神職の笏拍子・笛・歌に合わせて巫女2人が「田舞」を奉納します。神事参列者の陰になり田舞をカメラに収めることができるのは限られた場所だけでしたので写真はありません。諏訪大社下社の御作田社(ミサクダシャ)で6月晦日に行われる「田遊神事」でも同じ田舞が舞われます。

田舞が終わると、早乙女による神田での田植えが始まります。といってもすでに神田の三分の二ほどは稲苗が植えられていて、テントに近い方の残りだけを早乙女が田植えをします。

早乙女は諏訪市・茅野市・諏訪郡富士見町・同郡原村の10〜20代の未婚女性から選ばれた23人で、白の半着姿に帯を締め赤の蹴出しを見せ、赤の襷・白の手甲脚絆を着け菅笠を被っています。早乙女が帯を締めて田植えをするのは珍しいです。

最初に、白丁(ハクチョウ)姿に烏帽子を被る耕作長が苗束を投げ入れます。神田前の畦に横一列に並んだ早乙女が一斉に田に入ると、入れ替わりに足長剛勇太鼓の子供たちが現れて畦に並びます。

太鼓演奏の中、30分ほどで田植えが終わると、神事参列者と早乙女は本宮に戻り早乙女は参道入り口の水場で足を洗います。

 

   足長剛勇太鼓(上社本宮)                巫女が手水を掛ける(上社本宮)

 

早乙女・耕作長・巫女・神職(上社本宮)              神田に苗を投げ入れる       

 

早乙女が神田に入る                        神田に苗を植える

 

神田に苗を植える                            早乙女の帯  

 

 苗を植える早乙女                         田植えを終えた神田

祭りの栞(トップ)

 

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