小沼の餅かえ行事

【祭礼日】3月8日
【場 所】小沼区庚申塔前(中野市三ツ和 長野電鉄桜沢駅北1Km)

【日 程】6:30~6:45(法螺貝で町内合図触れ)、7:00~7:10(餅かえ)

「小沼の餅替え行事」の由来について、中野市教育委員会の現地案内板には『この起源は、約400年前、小沼に移住した人々が、故郷佐久地方を偲んで行事を真似たもの、あるいは400年前の大水害復旧の馬小作を佐久地方の小沼(現御代田町)に返すときに土産に「ワラット」の餅を持たせたもの、また川中島合戦により没した幾多の人馬の霊を慰めたものとも伝えられています。』と書かれています。

【行事】行事役員が吹き歩く法螺貝を合図に、各家では前日までに用意しておいたわら馬とワラット(真中にきなこ餅、両端に餡ころ餅をわらで包んだもの)を持って庚申塔前に集まります。今年は約20人来られました。

役員が五穀豊穣と家内安全を祈願した後、ワラットを互いに交換し合います。交換した餅を神棚に供え、食べると風邪をひかないといいます。また、わら馬は屋根へ投げ上げると火事にならないといいます。住民以外の参加者にはくじ引きでわら馬が配られます。私もひとつ頂きました。

【餅かえ記念館】庚申塔の横に「餅かえ記念館」があり、この中に、中野市小沼・長野市桐原・埴科郡坂城町・小県郡真田町・北佐久郡御代田町・木曽郡南木曽町田立・木曽郡山口村(現岐阜県中津川市山口)のわら馬が展示されています。

 

合図の法螺貝                              庚申塔と祭壇

 

ワラットとわら馬を持って集まる

 

   ワラット                    五穀豊穣と家内安全を祈願

 

ワラットを交換する

 

くじとわら馬を交換する                              頂いたわら馬

祭りの栞(トップ)

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