時又の初午裸祭り(長石寺)

【祭礼日】2月初午に近い日曜日(旧暦)
【場 所】長石寺(飯田市時又329)

【日 程】11:00(大護摩勤修=長石持)、13:00~15:00(神輿の練り)

「時又(トキマタ)の初午裸祭り」は、鎌倉時代、当時の領主小笠原二郎長清(ナガキヨ)が戦勝を感謝し、死んだ兵士の霊を慰めるため長石(チョウセキ)寺に木馬を奉納したのが始まりとされています。一時中断していましたが昭和35年(1960年)に現在の初午裸祭りとして復活されました。

長石寺で豊作・厄除けなどを祈願する大護摩が勤修された後、鈴岡太鼓が打ち鳴らされる中、赤鬼・青鬼を先頭にして御神水・御神馬・米俵・わら馬・達磨・宝船・子供神輿など9基の神輿が長石寺を出発し、「オンスイ(御水)、オンスイ」の掛け声を発しながら町内を練り歩きます。

神輿の担ぎ手は、白の晒し・白の短パン姿に白の襷を掛け、水玉模様の鉢巻を向こう縛りし白の地下足袋を履いています。担ぎ手の肩と晒しには黒の馬印が押されています。それぞれの神輿には幣束を持つ1人がついて先導します。

天竜橋の袂で神輿が集まると、長石寺の住職が「叶水の儀」で水を清め、「長老松の儀」で天竜橋に供えられた松に掛けます。その後、神輿は40段ほどある石の階段を下りて船着き場から天竜川に入り神輿を清めます。雪解け水の混じる川の中ほどに入ると腰辺りまで冷たい水に浸かります。(子供神輿は川に入りません)

船着き場の階段では鈴岡太鼓が打ち鳴らされます。神輿は2回川に入ると陸に上がり、長石寺に戻り「洗馬の儀」「修めの儀」を行って祭りは終わります。

    

 赤鬼・青鬼(神社)                        御神馬(神社)  

 

    達磨・宝船(神社)                    ちびまる子ちゃん(神社)

 

  御神馬(船着き場)                      鈴岡太鼓(船着き場)

 

御神水(天竜川)                        御神馬(天竜川)

 

  米俵(天竜川)                          わら馬(天竜川)

祭りの栞(トップ)

 

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