狭川の神事芸能

【祭礼日】10月第二月曜日
【場 所】九頭神社(奈良市下狭川町3)

【日 程】13:00~13:50(例大祭・翁舞・神幸祭=拝殿)、14:00~14:20(渡御).、14:30~14:45(着輿祭と並行して田楽=御旅所田部神社)、15:00~15:30(還幸祭と並行して田楽=神社境内)

神社拝殿で神事の後、翁舞が舞われます。その後、九頭神社から600mほど北にある御旅所の田部神社に渡御します。

渡御は神名旗を先頭に、猿田彦命・稚児代表・神輿・太刀と御幣・甲冑・御幣・神籬・御幣・梓櫃・宮司・敬神講・氏子と続きます。

御旅所で神事と並行して、「バタランバタラン」・「ピッピラ」が演じられます。御旅所での神事芸能が終わると還御します。

九頭神社下の鳥居で「バタランバタラン」、九頭神社境内で「バタランバタラン」・「ピッピラ」・「コハイ(鼓拝)」・「タチハイ(太刀拝)」・「スモウ(相撲)」が演じられます。室町時代から続くといわれる素朴な神事芸能です。

【バタランバタラン】御旅所で12人程がそれぞれに、小太鼓・鼓・ビンザサラを持って輪になり、内側を向いて楽器を3回上げ下げし、オーの掛け声とともに左廻りします。これを9回行います。九頭神社下の鳥居と神社境内では、これを3人で演じます。

【ピッピラ】三角跳びです。素襖(スオウ)を着た2人が背中合わせになって、左周りで斜め後方に跳びながら回り、元の位置で神棚(神殿)に一礼します。これを5回行います。神社境内では笛の音に合わせて跳びます。

【コハイ(鼓拝)】素襖を着て、小太鼓と鼓を胸の前に持った2人が両足を揃えて3回前に跳び、2回で元の位置に戻ります。これを9回行います。

【タチハイ(太刀拝)】素襖を着て、右耳に紙片を挟み、左肩に太刀を載せた2人が、両足を揃えて3回前に跳び、太刀を神饌台に捧げ、次に紙片を耳から取って神饌台に置いた後、2回後に跳んで元の位置に戻ります。これを5回行います。

【スモウ(相撲)】額に紙のボウシを巻き、素襖の上から白い褌を着けた2人が向き合って互いの肩に手を置いて左周りに跳びます。これを何回か繰り返し、最後に組み合ったまま後ろ向きに体を返した後、神殿に向かって一礼します。

 

翁 舞

 

御旅所へ渡御                 神 事

 

バタランバタラン                ピッピラ

 

 稚児代表・猿田彦              バタランバタラン

 

 ピッピラ                コハイ(鼓拝)

 

  タチハイ(太刀拝)               スモウ(相撲)

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