安堵のなもで踊り(飽波神社)

【祭礼日】10月第四土曜日
【場 所】飽波神社(生駒郡安堵町東安堵1379)

【日 程】16:30~16:40

安堵(アンド)の「なもで踊り」は、江戸時代から明治の中頃まで雨乞い祈願の成就を祝って踊られていましたがその後中断し、飽波(アクナミ)神社に伝わる「なもで踊り絵馬図」や歌詞本などの資料を基に、安堵町商工会や地区の方々の尽力により1995年約100年ぶりに復活したそうです。

飽波神社前の路上で、日本民謡睦の会9人が歌う歌と大太鼓の囃子に合わせてなもで踊りが奉納されます。

8人の踊り手は、黒装束姿に白の襷を掛け幣束を背負い白の腰紐に瓢箪を下げて、最初は手を合わせて輪になって踊り、次に手踊りに移ります。普段着姿の子供たちも混じって踊ります。

やがて青鬼が棒を持って現れると、踊り手は踊りを止めて片膝立ちで小さな輪になります。青は棒を首の後ろで横にして持ち、踊り手を周回し神社前に来ると棒を天に突くようにします。雨を降らせようとしているようです。

青鬼が去ると踊り手は手踊りに戻り、早馬と呼ばれる4人が現れます。早馬は柿色の厚手の長袢纏を羽織り、緑色の裁着袴(タッツケバカマ)に黒足袋を履き、小型の桶胴太鼓を持って踊り手の外側で飛び跳ねながら踊ります。降雨に感謝して踊っているようです。

なもで踊りが終わると、子供たちが曳く神輿が町内を巡幸します。

 

大太鼓                                       歌い手

 
  手を合わせて踊る                              輪になって手踊り 

 

     青 鬼                                    青鬼が天を突く

 

早馬が外側で踊る                                 神輿渡御

   
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