柳生の宮座行事

【祭礼日】10月第二月曜日
【場 所】柳生八坂神社(奈良市柳生町364)

【日 程】10:30(頭屋宅で神事後、神社へお渡り)、11:00~12:00(本殿での神事と並行して相撲の舞・ササラの舞・ヨーガ舞)、13:00(頭屋宅で直会)

【頭 屋】80数軒の氏子が順番に担当する。今年の頭屋は柳生上のMさん。頭屋宅での頭屋祭りでは、昔はお渡りが出来ないほどに酔っぱらったが今は余り飲まないそうです。

柳生上・下の十二人衆の当番は年番交代で、今年は上が舞の担当で、下は世話係を務めます。当番の十二人衆は、黒地に独特の文様の素襖を身に着け、紅白の幣を付けた侍烏帽子を被っています。

【お渡り行列】頭屋宅前で右回りに3周した後、榊持ち・宮司・禰宜・御幣持ち2人(頭屋)・十二人衆の順で神社に向かいます。十二人衆は右手に扇子を持ち、これを横向きに目の高さにして進みます。神社の手前と境内で世話役の十二人衆らが出迎えます。神社に着くと、拝殿に上がり3周し座り本殿での神事を見守ります。

【宮座の舞】神事と同時並行で舞を始めます。スモウの舞は二人で、ササラの舞とヨーガの舞は一人で舞います。いずれの舞も一人が口上を述べ、縦笛一吹きと大太鼓一叩きすると始まり、拝殿の後と前(本殿側)で1回ずつ舞います。

スモウの舞は、二人が両手を広げ片足を一歩前に出し抱き合います。ササラの舞は、左手を斜め上に右手を斜め下にしてササラを両手で広げた後、ササラを右腕に打ち掛けて音を鳴らします。ヨーガの舞は、十二人衆の謡に合わせて両手を頭上に上げ、日の丸扇子を大きく円を描くように降ろし、これを3回ほど繰り返します。

【神ノ子】長さ10mほどの2本の担ぎ棒の上に、3枚重ねの布団屋根に四角い素通しの屋形が据え付けられています。この屋形の中に神ノ子の女児二人が向かい合って座り、担ぎ棒で屋形が揺さぶられる時は頭上の紐に掴まって振り落とされないようにしています。神ノ子は屋形から降りるときは大人に抱き抱えられて移動します。記念撮影の時もブルーシートの上にいました。

 

 頭屋宅での神事                           頭屋宅前で3周

 

 神社に向かう                             世話役の出迎え

 

拝殿内を3周する              舞始めの合図

 

スモウの舞                                 ササラの舞

 

ヨーガの舞                                   屋 形

 

    神ノ子                                十二人衆と神官


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