上深川の題目立

【祭礼日】10月12日
【場 所】八柱神社(奈良市上深川町511)

【日 程】19:00~20:30

源平の武将を題材とした演目を、出演者が登場人物ごとに台詞を分担して語ります。演目は「厳島(イツクシマ)」・「大仏供養」・「石槁山(イシバシヤマ)」の3曲で、今年の演目は厳島でした。

出演者は楽屋にしている元薬寺(ガンヤクジ)の社務所で着替えて、長老の先導で「みちびき」を謡いながら、神社本殿下の参籠所前に設けられた舞台に向かいます。

舞台は孟宗竹の柵に囲まれ、弁財天は青竹と竹の葉で作られた中央背面の屋形(1辺2mほど)の中に座り、その他の演者7人は竹柵に添って立ちます。

参籠所にいる呼び出し役が、台詞の順番と役名を告げると演者が物語りを語り継いでいきます。この間殆ど動きはありませんが、最後に動きのある「フショ舞」があります。

出演者は、黒地に2本の白線が入った素襖(スオウ)に立烏帽子姿で、襟首に扇子を挿した弓持ち5人と、幣束を持つ神主、化粧をし金冠を被り太刀を持つ弁財天、青地に白い斑点の素襖上下に扇子を持つ平清盛の8人です。

 

              演者8人                       社務所から舞台へ

 

舞 台

 

        舞 台                             弁財天

 

清 盛(中)                             幣束を振る

 

清盛(長刀を授かり振る)

 

フショ舞

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