紅幣踊り(大和神社)

【祭礼日】9月23日
【場 所】大和神社(天理市新泉町306)

【日 程】13:30~14:00

大和(オオヤマト)神社の「紅幤(ベニシデ)踊り」は、江戸時代、干ばつに苦しむ農民が大和神社に願った雨乞いが成就し豊作となり、感謝の踊りを奉納したのが始まりといわれています。

かつては、大和郷9大字の男子だけによる雨乞い祈願の「白幣踊り」があり、昭和30年台に女性だけの紅幣踊りとして復活、奉納されるようになったそうです。

本殿で神事の後、境内で2台の太鼓を囲んで「紅幣踊り保存会」の婦人約30人が、踊り歌と太鼓の音に合わせて輪になって踊ります。踊り子は青や黄緑の半着に帯を締め、紺の手甲・脚絆、紺の鉢巻き・赤の襷を着け素足に草鞋を履いています。手には先端に赤の幣(シデ)を付けた棒を持っています。

輪の中で太鼓を打つ婦人も同じ衣装で、2台の太鼓をそれぞれ両側から4人で打ちます。保存会の紅幣踊り奉納が終わると幼稚園児が紅幣を持って踊ります。

踊り子の一人から歌詞を写真に撮らせていただきました。4~5番は手本とは若干異なるかもしれないとのことです。

<踊り歌>

1.めでたさーは 元は黒がね なかはこがね 枝は白がね

  枝は白がね 末はおぜぜが なりそうろうー

  テーツク テーツク テツクツ

  テーシテテ サーナムデヤ

  サーサイ サーサイ サーサイ (2番以降の囃しは省略)

2.ここはどこ ここは大和鳥居前 東をはるかに ながむれば

  東市の城こそ めいしょうーなり

3.山伏ーは やどとりかーねて うたをよーむ うたはなーに

  うたはなーに ひめぎくやえぎく 桜ばーな

  天にむら雲 よーばいぼぅし 田舎ではやる ほーかけぶーね

  オーセヤセヤノ

  わかさのおばまは めいしょうーなり

4.ここはどこ ここ大和森の下 東をはるかに みあぐれーば

  世にもまれなる りゅうおうざーんの

  りゅうおうの神こそ 雨ふーらーす

  げにや水神 めいしょうーなり

5.ここはどこ ここは大和森の中 東をはるかに ながむれば

  十市のお山に 雨が降る

  ふりくる雨こそ ありがたーや 

  ふりくる雨こそ ありがたーや

  

       太鼓方                             紅幤踊り(保存会)

 

  紅幤踊り(保存会)                       紅幤踊り(幼稚園児)

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