阿礼祭(賣太神社)

【祭礼日】8月16日
【場 所】賣太神社(大和郡山市稗田町319)

【日 程】10:00~10:30(神事・稗田の舞)、11:00~11:30(阿礼さま音頭・賣太神社讃歌)、13:00(神前童話会)、14:00(子供みこし渡御)

賣太(メタ)神社の主祭神は「古事記」の編纂者の一人とされる「稗田阿礼(ヒエダノアレ)」です。古事記は元明天皇の勅命により稗田阿礼が誦(ジュ)するところを太安万侶(オオノヤスマロ)が筆録したものとされています。

賣太神社の「阿礼祭(アレイサイ)」は稗田阿礼の遺徳を偲ぶ祭りで、児童文学者の久留島武彦氏がアンデルセンに匹敵する「話の神様」は稗田阿礼が最もふさわしいとして、全国各地の童話家の協力を得て昭和5年(1930年)に始め、今年が第81回になります。

神事の後、拝殿で舞姫3人(例年は4人)が男児2人の奏する羯鼓(カッコ)・鉦の囃子と歌に合わせて「稗田の舞」を奉納します。

その後、境内で赤の腰巻・浴衣姿に、縁を赤の布で飾った菅笠を被る女児40人ほどが大きな輪になって「阿礼さま音頭」を歌に合わせて踊ります。輪の中央には茣蓙に座って楽太鼓を打つ女性がいます。

次に、白の上衣・浅緑の袴姿に紗の独特な着物を羽織った男性により、拝殿で「賣太神社讃歌」として「古事記朗読」が奉納されます。

午後からは、「神前童話会」・「子供みこし渡御」があるようです。

<稗田の舞 歌詞>

  書(フミ)はしも さはにあれども 石上 古事記(フルコトフミ)は 書のおやふみ 

  大御田の 稗田の舎人 君なくば 大き御言を 誰か知らまし

  言霊(コトダマノ)の いさをもしるき おほ神を とはに崇めむ 栄ゆく国に

<阿礼さま音頭 歌詞>

一、阿礼さまじゃ 阿礼さまじゃ 稗田の阿礼さまじゃ

  ヤンレ ニコニコ ござる ホンニ ホクホク ごさる

  わたしらのじいさまじゃ おはなしの神さまじゃ

  ヤンレ ニコニコ ござる ホンニ ホクホク ござる

二、阿礼さまじゃ 照る月ナ ニコニコな大きいな

  ヤンレ おどれや 月はエ ホンニ 笑うて ござる

  大和の稗田はなナ 阿礼さまのお在所じゃ

  ヤンレ ニコニコ ござる ホンニ ホクホク ござる

     (以下省略)

 

本殿へ参進する                             稗田の舞 

 

阿礼さま音頭

 

阿礼さま音頭                             古事記朗読

祭りの栞(トップ)

 

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