播種祭(大神神社)

【祭礼日】5月12日
【場 所】大神神社神饌田(桜井市三輪62)

【日 程】10:30~11:30

大神(オオミワ)神社の神饌田(シンセンデン)で、今年の米作りの最初の神事「播種祭(ハシュサイ)」が行われます。神饌田は、奈良盆地が眺望できる「大美和の杜(オオミワノモリ)」の中にあります。

注連縄が張り巡らされた60坪ほどの神饌田の脇に2本の柱が立っておりこの間にも注連縄が張られています。その奥に4本の斎竹(イミダケ)と注連縄に囲まれた祭場で修祓・祝詞奏上などの神事が行われた後、神職3人がそろって神饌田の四隅と正面の5ヶ所で御幣・洗米・酒・塩・切幣の順でお祓いをします。(御幣は最初の1ヶ所だけです)

次に、白丁(ハクチョウ)姿に烏帽子を被った豊年講の田男役4人が三方(サンボウ)に盛った籾種と鍬を捧げ持って参進し、一人が神饌田の正面で鍬を持って田を起こす「鍬入れ」の所作をし、次に、三方の籾種を田に撒きます。

次に、神職の一人が神饌田への水の取り口である「水口」に、長さ1.5mほどの青竹の先端に白の紙と麻糸を挟んだ「斎串(イミグシ)」を立てます。次に、祭場で玉串奉奠がなされ播種祭の神事が終わり神職は神饌田から退出します。

この後、豊年講の皆さんが苗代に籾種を万遍なく撒きその上に灰を被せます。この苗代で育った苗を6月25日の「御田植祭」で神饌田に植えます。

 

       神 事                           御幣で神饌田をお祓い

 

酒を榊の葉で撒く                           切幣を撒く 

 

籾種と鍬を持って参進                           鍬入れ      

 

    籾種蒔き                          水口に斎串を立てる

 

苗代に籾種と灰を撒く                        灰を押さえる

 

祭りの栞(トップ)

 

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