昭和祭(橿原神宮)

【祭礼日】4月29日
【場 所】橿原神宮(橿原市久米町934)

【日 程】11:00~12:00

4月29日は昭和天皇の誕生日で、「昭和祭」は、昭和天皇の御遺徳を仰ぎ昭和の御代を顕彰する祭典です。橿原神宮ではこの日、御祭神の神武天皇とゆかりの深い「久米舞」が奉納されるのでこれを見学するため出かけました。

久米舞は、神武天皇の軍勢が敵方との戦で勝利を収め、久米部(クメベ)の兵士がその勝利を祝う歌舞が起源となった舞で、日本に大陸から異文化が入ってくる前から伝わってきた日本独自の歌舞「国風歌舞(クニブリノウタマイ)」です。橿原神宮では11月23日の「新嘗祭(ニイナメサイ)」でも奉納されます。

10時ころ神宮の外拝殿に着くと、外拝殿と内拝殿の間にある「外院斎庭(ゲインノユニワ)」には式典参列者用の大テント2張が設けられています。久米舞はここで行われるはずで、係りの人にお聞きすると今年は久米舞の代わりに内拝殿で「浦安の舞」が舞われるとのことで当てが外れました。降雨が予想されたため変更されたようです。

浦安の舞は、神武天皇が橿原宮に即位されてから2600年となる昭和15年(1940年)の「皇紀二千六百年奉祝祭」に合わせて、当時の宮内省楽部長である多忠朝(オオノタダトモ)が作曲作舞した神楽舞です。

歌詞は、昭和8年昭和天皇御製の『天地(アメツチ)の 神にぞいのる 朝なぎの 海のごとくに 波たたぬ世を』。

神職がテント内の参列者をお祓いした後、内拝殿で献饌・祝詞奏上がされ、続いて二人の巫女により浦安の舞が奉納され、最後に玉串奉奠がされ昭和祭の式典が終わります。

 

   橿原神宮内拝殿                                            参列者をお祓いする

 

   献 饌                                                        祝詞奏上

 

浦安の舞

 

浦安の舞

 

浦安の舞                                                     玉串奉奠

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