御田植祭(鴨都波神社)

【祭礼日】4月第一日曜日
【場 所】鴨都波神社(御所市宮前町513)

【日 程】12:30(地区巡行)、13:00(当屋祭=当屋)、14:00~15:00(獅子舞・神事・御田植祭=鴨都波神社)、15:00(稲荷祭=稲荷神社)、15:30(御供まき=鴨都波神社)

鴨都波(カモツバ)神社の「春祭り」の中で御田植祭が行われます。当日正午過ぎ、神社から二人立ち獅子2頭・巫女3人・囃子方(鉦4・長胴太鼓1・桶胴太鼓1・締め太鼓1)・「稲荷大明神」の幟の行列が地区を巡行します。

13時になると年番交代の当屋で「当屋祭」が行われます。祭壇には神饌とともに御田植祭で使用される牛頭が置かれています。神事・巫女舞の後、当屋宅前で参列者が伊勢音頭を歌い、獅子舞が舞われます。

その後、獅子2頭を先頭にして囃子方・オカメ・ヒョットコ・狐・宮司・巫女・牛・幟などが神社に向かいますが、獅子は囃子方の囃子に合わせて各所で舞うので行列から外れます。牛を先導するため鼻から伸びる紐を引っ張る役は、ヒョットコ・オカメ・神楽保存会員の順で交代します。

途中、柳田川堤の桜のトンネル道がありますが、今年は満開の桜がすでに散り始め道は桜の花びらに覆われていました。

行列が神社に着くと境内で太鼓演奏と獅子舞が奉納され、本殿前で神事が行われ巫女舞が奉納されます。巫女さんの1人が太鼓を打ち、これに合わせて2人の巫女さんが右手に鈴を持って舞います。最後に鈴で参列者をお祓いして廻ります。

巫女舞が終わると、本殿前の忌竹と注連縄で囲まれた一画で御田植祭が行われます。オカメが牛を曳き、ヒョットコが唐鋤(カラスキ)を持って田を周回し、次に唐鋤を馬鍬(ウマグワ)に替えて田を周回します。田起しの所作です。

次に、巫女さん3人が羽織っている千早(チハヤ)を脱ぎ赤襷を掛けて早乙女に早変わりし、オカメ・ヒョットコ・狐とともに松葉を苗に見立てて田に並べお田植えの所作をします。

お田植えが終わると、「鴨ノ宮若衆会」の半纏を着た数人が松葉を納めた「苗守」の紙袋を参拝者に授与します。その後、境内の稲荷神社で「稲荷祭」が行われ、最後に御供(ゴク)まきが行われます。

 

当屋祭(巫女舞)                                獅子のお渡り

 

     牛のお渡り                                太鼓演奏(神社)

 

  獅子舞(神社)                                 神事(神社)

 

    巫女舞                      馬鍬で田起し

 

 松苗でお田植え                               苗守を授与する

祭りの栞(トップ)

 

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