【祭礼日】3月4日
【場 所】長尾神社(葛城市長尾471)
【日 程】11:00(祈念祭)、16:00~16:30(おんだ祭)
午前中に祈念祭が行われ、間をおいて16時からおんだ祭が行われます。拝殿前で神職・神社関係者・行事演技者などの集合写真の撮影が行われた後、拝殿で神事が行われます。
拝殿前には、4本の忌竹に注連縄が張り巡らされた一画があり、これを田と見立てておんだ祭が行われます。
最初に、紺の半纏・黒の股引・地下足袋を着けた田男が、踏み鋤を持って畔切りを、次に、鍬を持って畔こね・畔塗りの所作を行います。
畔塗りが終わると、田男2人と牛面・幌を被った2人の牛役が登場します。牛の幌と田男の半纏背には、神社紋の「上り藤」が染め抜かれています。牛は田を周回しながら唐鋤で田起こしを、馬鍬で田均しの所作を行います。
次に田男が木箱に入った籾種を田に蒔いて廻ります。次に、田男1人と牛が再登場し田の中で暴れ廻ります。よく暴れるほど豊作になるといわれています。
最後に、小学高学年生の早乙女6人による田植えが行われます。早乙女は、絣の半着に赤の前掛け・襷を掛け、青の手甲脚絆を着け豆絞りの手拭いを姉さん被りし菅笠を被り、白足袋に赤の鼻緒の草履を履いています。
早乙女は横一列に並び、苗の松葉束を田に並べながら後退します。松葉苗を全部並べ終えると、宮司の合図で見物人が一斉に松葉苗を奪い合います。
この後、拝殿から御供(ゴク)まきが行われ、紅白の餅が投げられます。
お祓い 畦切り
畦塗り 唐 鋤
馬 鍬 籾蒔き
暴れる牛 田植え
松葉苗を奪い合う 御供まき