おんだ祭・おかげ踊り(茗荷天満宮)

【祭礼日】3月第二日曜日(西暦奇数年=日笠町の今井堂天満宮と隔年交互)
【場 所】茗荷天満宮(奈良市茗荷町881)

【日 程】10:00(神事)、10:10(御田植神事)、10:15(玉串奉奠)、10:30~10:40(祭文語り)、10:40~10:45(牛使い)、10:45~11:00(おかげ踊り)

【御田植神事】拝殿で神職一人が、畔切り・田起し・田植え・刈り取りの所作をします。奈良のおんだ祭は田植えまでで終わるのが殆どですが、鎌を用いて稲束に見立てた松苗を刈り取る所作まで行うのは珍しいと思います。

祭文語りの後、紺絣の半着に蹴出しを着け赤の襷を掛けた早乙女が牛役になり、2本の棒を杖のようにしてマンガ(馬鍬)を曳いて境内を三周します。

【おかげ踊り】1人が締め太鼓をたたき2人が唄います。輪の中で1人が御幣を振り上げもう1人が鈴を振り、早乙女13人が輪になって踊ります。おかげ踊りは伊勢参りの道中で踊られていたものだそうです。

【祭文語り】拝殿で裃姿の4人が座ってぼんぼりの付いた錫杖を振りながら法螺貝を吹きます。御田植神事で豊穣と里人の幸・栄を祈願する祭文語りは400年前から全国で行われていましたが、今では唯一、当地田原だけに残っているのだそうです。
錫杖と法螺貝に付いているボンボリには神が宿っているとされ、妊婦のお腹や新築の家に撫でるとのことです。

祭文語りの「語り」の一部です。

  さても一座の皆々様へ 毎々高こうは 候らえども
  この儀はごめんを こうむりまして
  祭文語りを 奉納 献奉タテマツる

  緑 豊かでェ 気の澄めるゥ 田原の里ォ
  人情豊かなァ この邨はァ 古き文化の伝統をォ 受け継ぎてィ
  今日はァ 厳かなァ おんだの祭りィィ

  (以下略)

 

畔切り                 田起し

 

田植え                  刈り取り

 

祭文語り

   

牛使い                

 

おかげ踊り唄い手             おかげ踊り歌詞

 

おかげ踊り

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