おんだ祭(甲斐神社)

【祭礼日】3月第二日曜日
【場 所】甲斐神社(大和郡山市田中町234)

【日 程】14:00(神事)、14:30(浦安の舞)、14:40~15:00(おんだ祭)

甲斐神社は、『其の昔人皇第五拾六代清和天皇即ち今を去ること千幾余年前に大和国和洲添下郡(ソエジモグン)田中村の鎮守の神として現在の位置に神皇産霊命(カミムスビノミコト)の御子天児屋根命(アメノコヤネノミコト)を御祭神として社殿を設け社名を田中社と称へ祭祀される』と境内の「由緒書」看板に記され、1100年以上の歴史がある神社です。

本殿で豊作を祈願する祈年祭が行われた後、社殿前に4本の斎竹(イミダケ)と注連縄が巡らされた祭場で「おんだ祭」が行われます。祭場の祭壇前で宮司が祝詞を奏上した後、小学生2人の巫女が浦安の舞を奉納します。

狩衣(カリギヌ)姿の4人が1人ずつ順番に、鎌で草を刈り、踏鋤(フミスキ)で畦を切り、鍬で田を起こし、畦に大豆種を蒔き、苗代に籾種を蒔く所作をします。

次に、千早(チハヤ)を脱ぎ赤の襷を掛けた巫女2人が狩衣姿の1人から松苗を受け取り、田に並べ置きます。松苗は、長さ20cm余の竹ヘラの先端に松葉と「御神籾」を入れた紙袋が結わえられた珍しいものです。

田植えの所作が終わると、狩衣姿の4人が並べられた松苗を回収し参拝者に1本ずつ授与します。

 

    祝詞奏上                          大豆種・籾種・松苗

 

  浦安の舞                              鎌で草刈り

 

踏鋤で畦切り                     鍬で田起こし      

 

 畦に大豆の種を蒔く                        苗代に籾種を蒔く

 

   松苗で田植え                           松苗を授与する

祭りの栞(トップ)

 

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