節分祭(大和神社)

【祭礼日】2月節分の日
【場 所】大和神社(天理市新泉町306)

【日 程】16:00(節分祭式典)、18:00(トンド焼き)、19:00(鬼やらい神事)、20:00(粥占い神事)

大和(オオヤマト)神社は、奈良時代に唐遣使が出発に際し参詣し交通安全を祈願た神社で、また、太平洋戦争中の「戦艦大和」には守護神として分霊が艦内に祀られ、撃沈された大和とその護衛艦の英霊は境内の祖霊社に合祀されています。

当神社を訪問するのは、2月の「御田植祭」、4月の「ちゃんちゃん祭り」、9月の「紅幤(ベニシデ)踊り」に次いで4回目になります。

節分祭当日夕方17時過ぎに神社に着き、受付で豆の入った袋を(1袋200円)を買うと、袋の端にくじ当たり番号が書かれており3等ということで、景品として落花生と菓子袋を頂きました。豆袋よりも景品の方がはるかに価値がありそうで驚きました。

境内には孟宗竹の稈(カン)や枝葉などを積み上げた「トンド」があり、その周囲は注連縄が張り巡らされています。18時、神職により本殿の灯明から火を移す儀式が行われ、六角形の角提灯の蝋燭に移された火がトンドまで運ばれます。幣束でトンドの四方をお祓いした後、角提灯の蝋燭の火がトンドに移されます。数分するとトンドは勢いよく燃え上がります。

19時から拝殿で「鬼やらい神事」が行われます。最初に青鬼が名乗りを上げて登場し拝殿を左右に往来します。次に、赤鬼が同様に登場し、青鬼と赤鬼が手に持つ金棒で打ち合いをします。そこへ天狗(猿田彦神)が名乗りを上げて登場し、手に持つ矛で青鬼と赤鬼を退治します。それぞれの口上は、舞台右側に立つ裃姿の1人がマイクで演者の動きに応じて述べます。

鬼やらい神事が終わると、拝殿から豆まきが行われます。この頃になると拝殿前は多数の参拝者でいっぱいです。神社関係者と天狗が豆の入った袋を勢いよくまきます。写真を撮っていたため豆袋を拾うことはできませんでしたが、空くじなしのくじ付き豆袋をまくとの説明がありましたので、受付で販売していた豆袋と同じもののようです。

このあと、今年の農作物の吉凶を占う「粥占い神事」が行われますが非公開となっています。

 

           トンド                                              提灯に移した火を運ぶ

 

トンドに点火する                                           燃え盛るトンド

 

青鬼と赤鬼が金棒を打ち合う                                     天狗が登場する         

 

天狗が青鬼を退治する                                    天狗が赤鬼を退治する

 

豆まき

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