節分会(金峯山寺蔵王堂)

【祭礼日】2月節分の日
【場 所】金峯山寺蔵王堂(吉野郡吉野町吉野山2500)

【日 程】10:00(日数心経)、11:00(星供秘宝・鬼の調伏式)、12:00(採灯大護摩供)、13:00(福豆まき)

金峯山寺(キンプセンジ)は、7世紀後半の修験者「役小角(エンノオヅヌ)」が開創したと伝えられ、「金峯山寺の節分会」は、役小角が悪事を働く鬼を改心させて弟子にし仏の道に導いたとの故事に因む節分行事です。

10時から蔵王堂で僧侶や山伏が、天下太平・除災招福を祈願する般若心経を唱える「日数心経(ニッスウシンギョウ)」を行い、次に、人の運命を司る星を供養する「星供秘法(ホシクヒホウ)」を行います。この頃になると、鉄棒や斧を持った赤・緑・黒色の鬼役6人が現れ、堂内に入り暴れ山伏の法要を邪魔したり悪さをします。

やがて星供秘法が終わり、管長が「福は内、福は内、鬼も内」と唱えながら豆を撒くと、山伏たちも一斉に「福は内、鬼も内」と唱えながら鬼に大量の豆を撒きます。堪らず鬼は床にひれ伏し降参します。「鬼の調伏式」です。鬼は許されると、堂内で輪になって鬼踊りを踊ります。

鬼の調伏式が終わると直ちに、蔵王堂前で山伏による「採灯大護摩供(サイトウオオゴマク)」が行われます。改心した鬼は採灯大護摩供のお手伝いや警護などをします。祭場はすでに大勢の見物人に取り囲まれ、法斧や法弓などが行わているはずですが、結局最後まで中の様子を窺うことは出来ませんでした。この後、「福豆まき」が行われますが見学せずに帰りました。

 

      法要(日数心経)                  鬼が法要(星供秘法)を邪魔する

 

鬼の調伏式(鬼に豆を撒く)                 鬼の調伏式(鬼がひれ伏す)

 

鬼踊り

 

採灯大護摩供

祭りの栞(トップ)

 

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