【祭礼日】2月17日
【場 所】楢神社(天理市楢町443)
【日 程】10:00~10:15
拝殿で祝詞奏上後、境内社恵比神社前で恵比寿祭りをします。拝殿に戻り玉串奉奠・御神酒拝戴をして神事は終わります。請われて氏子の方とともに玉串奉奠・御神酒拝戴しました。
拝殿前の小砂利をスコップで浚って作られた2m四方の区画を御田祭の田とします。お田植は宮司さんが田に籾を蒔いた後、松苗27本を並べます。並べ終えると直ちに苗を回収します。
苗は松葉の枝に猫柳の枝を添えて半紙に包み水引で縛ったもので、猫柳は近くの楢川の堤防を護るために植えられたものを使用します。籾蒔きで使用する籾は、前年の秋祭りで神社に奉納された稲束2束から取られたものです。
10月第二日曜日に行われる秋祭りの様子をお聞きしました。
小学4~5年生までの男子2人が頭人となり氏子の一員となる儀式を楢神社で行い、頭人(子供がいなくなったので2006年からは大人)を先頭に、前年の頭人2人が付添人となり、伴頭バントウ2人・神官・太鼓等と行列を組んで上ノ宮に行き、稲束2束を奉納します。(上ノ宮は旧楢神社があった場所で、楢神社の東1Km。現在の楢神社は下ノ宮)
この稲束から取られた籾を翌年の御田祭に蒔きます。昔は稲束奉納の後、伴頭の家で三日間宴会を催しその費用は娘の嫁入り支度と同じくらいかかったそうです。
恵比寿祭り 御田のお祓い
松苗 籾
籾を蒔く お田植
お田植 苗を回収