【祭礼日】2月11日
【場 所】村屋坐弥冨都比賣神社(磯城郡田原本町蔵堂423)
【日 程】16:00~16:30
村屋神社は正式には村屋坐弥冨都比賣(ムラヤニマスミフツヒメ)神社といい、祭神が大物主命(オオモノヌシノミコト)の妃の弥冨都比賣命であることから大神(オオミワ)神社(桜井市)の別宮とされています。
村屋神社の御田祭は江戸時代初期の創始とされ、五穀豊穣を祈願して神職と森講の人たちによって行われます。
【行事次第】1.鋤で畦切り、2.備中鍬で荒田起し、3.鋤で田起し、4.籾蒔き、5.唐犂(カラスキ)で田起し、6.鍬で畦こねと畦塗り、7.馬鍬(ウマクワ)で代掻き、8.田植え、9.巫女神楽、10.餅投げ
神社本殿前の四方に青竹を立て注連縄を張り巡らせ神田と見立て、神田の恵方(今年は東北東)には砂を盛った水口の場があり、砂盛には塩・御神酒・洗米がまかれ胡桃が置いてあります。最初にこの砂盛に松苗の束を挿します。
神職による畦切り・田起し・籾蒔き、森講の人たちによる唐犂の田起し・馬鍬の代掻きの後、神職が松苗の束を持って神田に入り、松苗を地に挿すようにして田植えの所作をします。最後に松苗を神田の外にいる人々に向かって投げます。
田植えの所作が終わると、苗代の水口に立てるための松苗が参拝者に授与されます。その後、森講の人たちにより餅投げが行われます。餅投げと言っても手渡しに近い方法です。餅は牛王宝印を押した御札に包まれています。
村屋神社と神田 水口恵方の砂盛
鋤で畦切り 備中鍬で荒田起し
籾蒔き 鍬で畦塗り
馬鍬で代掻き
巫女神楽 田植え
松苗を授与する 餅投げ