弓始め(奈良豆比古神社)

【祭礼日】1月23日に近い日曜日
【場 所】奈良豆比古神社(奈良市奈良阪町2489)

【日 程】10:30~10:45(弓始め)、11:00~(直会)

拝殿の机の上に弓矢が置かれています。弓は梅の枝で、矢は竹に切り紙細工の羽根を付けたものです。

また拝殿の上がり端に、鮭の姿盛りと尉斗婆(ジョウトンバ)と呼ばれる造り物が置いてあります。鮭の姿盛りは、頭と尾は一つで胴は三匹の鮭を使っているそうです。

尉斗婆は幅広の昆布の上に雪に見立てた真綿を敷いて、その上に金銀の鶴を吊り下げ真綿の雪を被った松と、岩・梅(人参の切り物)の置物、それに一刀彫の翁と姥を配置しています。この造り物に触れることの出来るのは61才の奉行・60才の識事(シキジ)・59才の見習いの3人だけです。

献餞・祝詞奏上の後、神主が拝殿の四隅から外に向かって弓打ちします。弓始めの儀式の後、境内の宝亀殿で、高砂を謡いながら鮭の姿盛りなどを運び、出席者数十人が食する直会がありましが、会場内へは入れませんでした。汁の具は豆腐、とろろ昆布、色板と決まっているそうです。

 

鮭の姿盛りと尉斗婆

 

姥と尉                                   弓 矢

 

祝詞奏上                                    弓打ち

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