鬼打式(秋留八幡神社)

【祭礼日】1月16日
【場 所】秋留八幡神社(生駒郡三郷町勢野西3-5-20)

【日 程】10:00~10:15

秋留(アキドメ)八幡神社の「鬼打式」は、五穀豊穣を祈願して「宮座十人衆」により行われています。

十人衆の内の一老・二老・三老が神前に神饌と弓・矢7本を供え、一老が祝詞を奏上した後、境内で鬼打ちの儀式が行われます。一老・二老・三老は、普段着の上に素襖(スオウ)を重ね着し、一老は立烏帽子を被っています。

境内の一角に、鬼と書かれた直径30cmほどの団扇標的が立てられ、その前に置かれた八足(ハッソク)台には神饌が供えられています。

神饌は、御神酒・塩・丸餅・大根・鰤(ブリ)の頭です。大根は、1cm角・長さ10cmほどの柱状に切った生大根12本を井桁に6段重ねしたもので、鰤の頭は上に向けて立ててあります。神饌は、やがて打たれる鬼への慈悲の食膳なのだそうです。

一老は二老から矢を1本ずつ受け取り、自然木の弓で、天・地・東・西・南・北の順で6本の矢を放ちます。三老は放たれた矢を拾い集めます。

一老は、最後の1本で鬼的を至近距離から打ちます。今年はうまく的中しました。自然木の弓なので至近距離からとはいえ当てるのは難しいようです。

今年は十人衆の中で不幸があったため、一老・二老・三老を含め5人だけの参加でした。

 

鬼的と鬼の食膳                             鬼の食膳   

 

宮座の一老・二老・三老                    二老から一老に矢を渡す

 

天に向けて矢を放つ                       地に向けて矢を放つ

 

鬼的を打つ

祭りの栞(トップ)

 

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