おんだ祭(植槻八幡神社)

【祭礼日】1月7日
【場 所】植槻八幡神社(大和郡山市植槻町5-2)

【日 程】10:00~11:00

植槻(ウエツキ)八幡神社のおんだ祭は古い形式を残した貴重なものといわれ、祭事に使用される鍬には天保10年(1839年)の墨書銘があるそうです。

拝殿で宮司・巫女・氏子役員2人が参列し神事が行われます。後ろの土間では牛使い・牛役・田主が控えています。祝詞奏上が終わると巫女舞があり、次に、巫女が鈴で牛使いと牛をお祓いします。

牛使いは狩衣(カリギヌ)姿に翁の面を付け、右手に笏(シャク)を持ち、左手に牛の鼻に繋がる紅白の捩じり紐を持っています。牛役は牛面持ちの1人と尻尾持ちの1人が黒の胴幕に入っています。田主は狩衣姿に滑稽な黒の面を着けています。

次に、氏子役員・宮司・牛使い・牛役・田主・氏子役員の順で、行列を組んで拝殿の外を周回します。田主は最初の1回は唐鋤(カラスキ)を持ち、次の2回は馬鍬(ウマクワ)に持ち替えて周回します。牛は時々「モー」と鳴き、行列は合計3回拝殿の外を周回します。

次に、拝殿前で田主が鍬を持って田打ち、籾種の入った大振りの椀を持って籾蒔き、松苗を持って田植えの所作をします。松苗には割り竹に挟んだ神社の御札が添えられ、根元を白紙で包み金・銀の紐で結え付けています。

次に、拝殿で玉串が奉奠され神事が終わると、氏子役員2人が巫女に御神酒を勧め、次に氏子の皆さんに御神酒を勧めます。一般の方にも御神酒が授与されます。最後に、拝殿から宮司・巫女・氏子役員の4人が揃ってミカン撒きを行います。ミカン撒きといっても手渡しに近い方法です。松苗・籾種も希望者に授与されます。

 

拝殿で神事                   巫女舞 

 

牛をお祓いする                              拝殿を周回する

 

田打ち                                     籾蒔き

 

   田植え                                  御神酒拝戴

 

ミカン撒き                                  松 苗

  

祭りの栞(トップ)

 

inserted by FC2 system