【祭礼日】1月9日
【場 所】諸鍬神社(葛城市辨之庄119)
【日 程】14:00~14:50(神事=拝殿・拝殿前)、14:50~15:00(おんだ祭・御供まき)
おんだ祭に先立って拝殿で祈念祭が行われた後、拝殿前の斎田で神事が行われます。斎田は四方に立てられた青竹に注連縄を張り巡らせてあり、周囲を砂で盛っています。
前日からの雨で斎田は水分をたっぷり蓄えていたため、おんだ祭の神事は斎田内にブルーシートを敷いた上で行われました。牛さんもシートの上に神妙に座って神事に参列します。
神事が終わると早速、牛は白丁姿に烏帽子を被った田男が持つ唐鋤(カラスキ)を引っ張って田起しをします。牛の鼻持ちの牛使いはいません。
次に、先に行うべき田の畦塗り行事を失念していたとのことで、白丁姿に烏帽子を被った田男が鍬を持って畦塗りをします。
次に、牛は馬鍬(ウマクワ)を引っ張って代掻きをします。慣れてきた牛は斎田を飛び出したりして暴れ、観客の笑いを誘います。
次に、氏子の6人が松葉の苗を斎田に並べ田植えの所作をします。松苗を植え終わると、たちまち大人・子供が斎田の松苗を競って拾い集めます。縁起物として家に持ち帰るのだそうです。
この頃になると斎田の周りは人で一杯になります。御供(ゴク)まきが始まるのです。色とりどりの大小の御供(餅)が、特設舞台の上から氏子役員らによって大量にまかれます。
斎 田 祝詞奏上
唐鋤で田起し 鍬で畦塗り
馬鍬で代掻き 田植え
松苗を頂く 御供まき