【祭礼日】1月26日
【場 所】鹿嶋神社(香芝市下田西1-9-3)
【日 程】9:00(神事=頭屋宅)、10:00(頭屋宅から神社へ出発)、10:30(神事=神社)、11:00(御神霊渡御・直会=頭屋宅)
鹿嶋神社は、承安2年(1172年)、源義朝の家臣であった鎌田兵衛政清の子、小次郎政光が常陸国の鹿島神宮の御分霊を勧請したのが始まりと伝えられています。
鹿嶋神社の「結鎮座祭(ケッチンザサイ)」は、氏子の宮座「結鎮座」の上十人衆(カミジュウニンシュウ)が輪番で務める頭屋宅に鹿島大明神(武甕槌命(タケミカヅチノミコト))の御神霊を迎える行事です。
結鎮座の歴史は古く、鎌倉時代の建久7年(1196年)から慶応2年(1866年)までの670年間、宮座へ加わる人々の名前を記し続けた「座衆帳(ザシュウチョウ)」が残っているそうです。
鹿島大明神を迎える頭屋宅で神事が行われた後、上十人衆が鹿嶋神社に向かいます。今年の頭屋は一番遠方の五ヶ所地区のため、頭屋宅からJR香芝駅までは貸切バスを使用し、香芝駅から神社までの約200m(伊勢参り街道)だけ行列を組んで神社に向かいます。
行列の採り物は、幟・笏(シャク)・榊・幣束・瓶子・鏡餅・唐櫃(カラビツ)の順で、幟には「丸に三つ柏」紋と「渡御」の文字が描かれています。
上十人衆のうち8人は、「丸に隅立て四つ目」紋を染めた青と茶の素襖(スオウ)姿に烏帽子を被り、2人は白の狩衣(カリギヌ)姿に烏帽子を被り唐櫃を担いでいます。茶の素襖姿で笏を持つ人が今年の頭屋のようです。
一行は神社に着くと、拝殿で神事を行い幣束に御神霊を遷します。社殿前で記念写真を撮った後、再び行列を組んで神社から香芝駅へ向かい、駅からバスで頭屋宅へ向かいます。
十人衆が宮入りする
神事(拝殿) 社殿前で記念撮影
神社から頭屋宅へ向かう