吉原の太刀振(朝代神社)

【祭礼日】11月3日(4年毎=2013年)
【場 所】朝代神社(舞鶴市朝代13)

【日 程】7:00(神事=朝代神社)、7:30~8:00(太刀振=鳥居前)、8:15(神輿渡御)、10:00(神事=水無月神社)、11:30(神事=舞鶴公園御旅所)、12:00~12:50(太刀振=舞鶴公園城門)、13:00~15:00(神輿渡御=町内)、13:00~20:00(太刀振=吉原小学校ほか3ヶ所)

「吉原(ヨシワラ)の太刀振(タチフリ)」は、関ケ原の戦いの前哨戦として慶長5年(1600年)田辺城が石田光成方に包囲された時、籠城する田辺城勢を援護するため東吉原の漁民が水軍を編成して勇ましく戦った様を、城主の細川幽斎が武道の型として残したものといわれます。

朝代(アサシロ)神社で神事の後、祭子(マツリコ)と呼ばれる太刀振の演者16人を先頭に、笛方の子供約20人と太鼓屋台の大人約10人が行列を組んで鳥居前に練り込みます。

【太刀振】鳥居前で、露払い・大薙刀(ナギナタ)・小薙刀・小太刀・野太刀・間抜け・前の関棒(セキボウ)・後の関棒の順で、幼児から20才までの祭子が二人一組で棒・薙刀・太刀を持って太刀振を奉納します。

最初に幼児が露払いを演じます。間抜けでは棒を持った二人の青年が演じ、前の関棒・後の関棒では太刀と棒の打ち合いを演じます。囃子は太鼓屋台の大太鼓と笛です。

【渡御行列】鳥居前での太刀振が終わると、太刀振の一行を先頭に神社の渡御行列が続いて、朝代神社から2Kmほど北にある水無月神社に向かいます。

渡御行列は、錫杖を持つ警護2人・幟2本・裃姿で二刀差しの武士10人・御幣と大榊・槍20本・剣鉾2本・人力車に乗る宮司・神輿の後ろに、屋根の上に丹波えびす・帆型提灯・張りぼて鯛などの大きな飾り物を載せた屋台4台が続きます。

2回目の太刀振は、舞鶴公園(田辺城跡)の城門で演じられます。ここでは大勢の観客が押し掛けていました。この後、太刀振は4ヶ所で演じられますが、車での移動が主となり演舞場所も分からないので見学をあきらめJR西舞鶴駅に向かいました。

 

  神事(朝代神社)              朝代神社へ練り込み

 

 囃子方(鳥居前)                               露払い(鳥居前)

 

 大薙刀(鳥居前)                              小薙刀(鳥居前)

 

神社行列                                      神 輿

 

屋台(丹波えびす)                              小太刀(城門)

 

  野太刀(城門)                                間抜け(城門)

 

  前の関棒(城門)                            後の関棒(城門)

祭りの栞(トップ)

 

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