振物・神楽・三番叟(河辺八幡神社)

【祭礼日】11月3日(3年毎=2017年)
【場 所】河辺八幡神社(舞鶴市河辺中354-2)

【日 程】8:30(栃尾から行列出発)、10:30(6字の行列が宮入り)、11:00(練り込み太鼓)、11:30(神事)、11:40~15:00(昼食休憩と並行して、振物・神楽・三番叟披露)

【氏子地域】河辺(カワベ)谷の奥から栃尾・河辺原・河辺由里・室牛(ムロジ)・西屋・河辺中の6字。

【行 列】神社から一番遠い栃尾は神社まで4Kmあるため一番早く村を出ます。そして次の字に合流し、行列は次々と合流します。各字の行列は、幟旗を先頭に傘鉾・太鼓屋台・囃子方の順に進みます。太鼓屋台と囃子方があるのは、現在では河辺原・室牛・西屋・河辺中の4字だけになっています。

神社に一番近い河辺中は神社近くの空き地で待機し、ここで河辺中の代表が出迎えの挨拶をします。宮入りは神社に一番近い河辺中から始め、栃尾が最後になります。

【宮入り】神社にはいくつかの石の階段があり、最初が2段、次が3段、次が6段だったと記憶しています。

太鼓屋台が階段を上がる時は、屋台の前から綱で引き摺り上げます。屋台の後側には締め太鼓(大1台・小2台)が括りつけてあり、これを打つ3人と笛の囃子方が5~10人います。最後尾に、拍子木を打ち行列の進行を決める人がいます。

囃しの中、石の階段を屋台が登るところが見所の一つですが、太鼓と笛の囃子方は囃しに専念し、屋台を後から押す人はいないので階段を引き摺り上げるのは大変な作業です。

6字の行列全てが神社の二つ目の階段を上がると、この広場で本殿に向かって打ち出し太鼓を奏します。(河辺原・室牛・西屋・河辺中の4字)
その後三つ目の急な階段を上がり宮入りが終ります。6字の宮入りにたっぷり1時間かかります。

【舞 台】本殿前の舞殿は左右二つに分かれており、この間が参道になっています。宮入りが終わると、二つの舞殿を繋げる板を並べ広い舞台にします。

【出し物の順番】毎年くじ引きで決めます。今年の順番は河辺中・河辺由里・室牛・河辺原・西屋・栃尾でした。(河辺由里と栃尾は出し物休止中) 出し物の順番が決まると、順番2番目以降の字は昼食休憩しながら出し物を見物します。出し物の様子は写真をご覧下さい。(三番叟は見かけなかったように思います)

【室牛の神楽】鈴の舞・太刀の舞・蟹掘り・寝獅子・吊り獅子・捲き獅子・乱花ランカ・親爺追いの8曲で、他にはない珍しいものがいくつもありました。

 

室 牛                  川辺原

 

川辺中                  川辺原

 

練り込み太鼓                                昼食休憩

 

   川辺中(棒振り)               川辺中(太刀振り)

 

  室牛(吊り獅子)      室牛(捲き獅子)

 

  獅子に頭を               川辺原(鎖鎌と太刀)

 

川辺原(太刀と薙刀)            川辺原(槍と傘)

 

 西屋(太刀振り)              西屋(棒振り)

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