御勝大祭(御勝八幡宮)

【祭礼日】9月初午の日に近い日曜日(旧暦・25年毎=2015年)
【場 所】御勝(ミカツ)八幡宮(福知山市上野条204-1 )

【日 程】10:00(一の合図=各神社の使者挨拶・六柱ムハシラ神社練り込み太鼓)、10:30(二の合図=発輿祭)、11:00(三の合図=御輿渡御)、12:30(四の合図=大祭式典・紫宸殿田楽・天座田楽)、14:00(五の合図=流鏑馬・三岳神社練り込み太鼓・餅撒き)、15:00(各神社の使者、神前下向の挨拶) 

御勝(ミカツ)大祭は、近郷六ヶ村の総社御勝八幡宮の25年毎に行われる祭りで、「野条(ノジョウ)の紫宸殿(シシンデン)田楽」・「天座(アマザ)の田楽」・「三岳(ミタケ)神社練り込み太鼓」の伝統芸能が奉納されます。

【野条の紫宸殿田楽】平安時代中期、大江山の鬼退治に向かった源頼光一行が三岳山麓の八幡神社で戦勝祈願し、本懐を遂げた頼光が御神徳を讃えて神社に「御勝」の名を与え、京の御所の紫宸殿で行われていた田楽を神社に奉納しました。これが、野条の紫宸殿田楽として伝えられています。

ビンザサラ12人、太鼓2人、笛2人、前立(マエダチ)と呼ばれる甲冑武者と山伏各1人の合計18人が演じます。ビンザサラ役は、素襖に袴姿で口に葉を咥え、板を数十枚つづり合わせたビンザサラを打ち合って鳴らします。地元の人だけでは人数が揃わないので、近隣市などに住む地元出身者を含めて人数を確保したそうです。

演目は次の18曲で、1~3番は本殿前で、4~12番は舞堂で演じます。

1.御国踊、2.ヨセ踊、3.中舟踊、4・ワキヨセ踊、5.鶴渡立踊、6.からす飛踊、7.三度返踊、8.萩ノ花衣踊、9.袖振踊、10.ちらし踊、11.ワニ踊、12.鋤先踊。

【天座の田楽】鳥(カラス)とび、ビンザサラ、猩々舞の三つの舞があります。天座一区・二区の20数人が演じます。

烏とびは、扇を持った裃姿の踊り手3人が、笛3人と小太鼓1人の囃しに合わせて、膝を左右に曲げたり上に跳んだりします。演ずるのは中学1~2年生の3人で、笛3人も中学生です。

ビンザサラは、裃姿で口に葉を咥えた12人が正面を向いて2列に並び、ビンザサラを目八分の高さで打ちながら踊ります。猩々舞は、赤いシャグマを被り赤い着物姿の2人が白扇を持って、鼓1人の音に合わせて
舞います。

【三岳神社練り込み太鼓】絣の着物に白の股引、化粧まわしを着け両手に撥を持った4人が、笛4人・小太鼓2人の囃しに合わせて踊ります。小太鼓を打つ2人は幼児です。

 

各神社の使者                      六柱神社練り込み太鼓   

 

神輿渡御

 

ヨセ踊                                      中舟踊

 

からす飛踊                                萩ノ花衣踊

 

鋤先踊                                      鳥とび

 

ビンザサラ                                     猩々舞

 

         流鏑馬                                 三岳神社練り込み太鼓


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