【祭礼日】9月最終日曜日
【場 所】涌出宮(木津川市山城町平尾里屋敷69-1)
【日 程】12:00(直会)、13:00~13:20(相撲場作り・神事)、13:25~13:35(アーエーの相撲)
涌出宮(ワキデノミヤ)は、正式には和伎座天乃夫岐賣(ワキニイマアマノフキメ)神社といい、延喜式神明帳に記載されている式内社です。アーエーの相撲は五穀豊穣を祈願する神事で、江戸時代初期から始まっているそうです。
相撲をとるのは、大座・殿屋座・岡之座から各々1人選ばれた3人の子供です。行司役も大座・殿屋座・岡之座から各々1人選ばれます。天神社前と拝殿前の2ヶ所に棒と紐で円を描き相撲場とし、天神社前からアーエーの相撲を始めます。
赤と白のマワシを着けた子供二人が、太刀を捧げ持ち振りながらアーエーと3回声を出して、後ろの行司二人と共に土俵の一方の端から反対側の端まで進みます。
行司が自分の持つ扇を土俵外の地面に開いて置き、その上に子供の持つ太刀をハの字に置いた後、子供と行司は後ろ向きに最初にいた土俵の端に戻り、また太刀の前まで進みます。この時子供は両手のひらを上に開きます。(合計一往復半歩きます)
次に子供が太刀を捧げ持って後ろの行司と共に土俵の俵の上を、アーエーと声を発しながら各々反対方向に半周します。次に子供二人が相撲をとりますが、最初の2番は形だけで互いに相手を負かします。3番目は本番相撲を1回とります。以上全てを1サイクルとして、これを2回行います。
天神社前での相撲の後、拝殿前で同じようにアーエー相撲を2回行います。
相撲場を作る 相撲場をお祓いする
太刀を捧げて前に進む 扇の上に太刀を置く
後ろ向きに下がる 太刀を捧げて半周する
相撲をとる
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