岩滝祭(板列稲荷神社)

【祭礼日】5月1日
【場 所】板列稲荷神社(与謝郡与謝野町岩滝704-1)

【日 程】8:00(神事・獅子神楽奉納)、9:00~11:00(神輿渡御・獅子神楽巡行)、11:00~11:30(子供獅子神楽奉納=御旅所)、11:30~(神輿渡御・獅子神楽巡行)

岩滝祭では、岩滝区の板列(イタナミ)稲荷神社・男山区の板列八幡神社・弓木(ユミノキ)区の木積(コヅミ)神社と水無月(ミナヅキ)神社の例祭が、早朝から同時並行で一斉に行われ、各神社の神輿渡御のほか、岩滝区は獅子神楽、男山区は弓的の神事、弓木区は石田区とともに太刀振り・笹囃子・獅子神楽などの芸能を奉納します。

今回は岩滝地区の獅子神楽巡行と御旅所での子供獅子神楽奉納を見学しました。

岩滝の獅子神楽は、文政年間(1818~1830年)に伊勢大神楽本流十二社中の一社である弥作太夫(ヤサクダユウ)が岩滝村の村人に伝えたといわれています。二人立ちの獅子で、立町・浜町・薮後(ヤブシロ)・東町の4町それぞれ3頭の御頭(オカシラ)(獅子頭)を持っているようです。

舞には、鈴の舞・四方掛(シホウガカリ)・剣の舞・扇の舞・三宝の舞・乱の舞・御宝楽(ゴホウラク)の7曲あり、「岩滝の獅子神楽」として与謝野町の無形民俗文化財に指定されています。

朝9時過ぎに板列稲荷神社に着くと神社には誰もいなく、皆さんすでに巡行に出かけたようです。神社を出てあてずっぽに歩いていると、笛・太鼓の音が聞こえ東町の獅子神楽の一行を見つけたので、これ幸いと獅子神楽の巡行について行きました。

獅子神楽は辻や民家の庭で、鈴・剣・ササラなどの採り物を替えて、神楽台に据えられた大太鼓・締め太鼓と笛の囃子に合わせて舞います。鈴の舞では御幣と鈴を持って獅子だけで舞いますが、他の舞では概ね猿田彦(天狗)とともに舞います。

獅子と猿田彦の一組を子供だけで舞ったり、大人だけで舞ったり、獅子と猿田彦の組を子供と大人がそれぞれ一組ずつ一緒に舞ったりします。

途中で分かれて御旅所(役場本庁舎前広場)に行くと、すでに見物人で一杯です。まもなくゴムタイヤの神輿が曳かれて入場し広場に据え置かれ、神事が始まります。

神事が終わると、立町・浜町・藪後町・東町の順で子供だけの獅子神楽が奉納されます。これが終わると神輿が広場から曳き出され巡幸し、4町の獅子神楽は町ごとに分かれて巡行します。

午後から弓木区の太刀振りなど見学するべく木積神社に向かい、途中、水無月神社での奉納を終えたばかりの太刀振りなどの一行と遭遇しましたが、その後、雨が降り出してきたので見学をあきらめ、北近畿タンゴ鉄道岩滝口駅に向かいました。

 

 神楽台(東町)                                剣の舞(東町)

 

 鈴の舞(東町)                                神事(御旅所)

 

 立町(御旅所)                               浜町(御旅所)

 

  藪後町(御旅所)                               東町(御旅所)

 

      神輿渡御                                 四方掛の舞(浜町)

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