鉢巻飯の神事(常盤神社)

【祭礼日】3月6日
【場 所】常盤神社(久世郡久御山(クミヤマ)町野村1)

【日 程】14:00~14:15

常盤神社は江戸時代は牛頭天王社と称し、白米を本社と末社の若宮社・蔵王社・稲荷社に供え、蔵王社には別に新酒一対、飯三升を供え、高張提灯を左右に立てて神楽をあげる「御弓事の神事」を行っていました。現在は握り飯に鉢巻をして神前に供える「鉢巻飯の神事」が続けられています。

鉢巻飯は、細縄を巻いた高さ15cmほどの円錐台型の握り飯で、「人間はいつも、頭に鉢巻を締めている気持ちで額に汗しながら仕事に精を出すことを忘れてはならない」と、勤労の尊さを知らしめた言い伝えにちなんだものだそうです。

水分(ミクマリ)大明神を祀る蔵王社の前に高張提灯を左右に立てて、神饌台の上に並べられた神饌をお祓いをした後、鉢巻飯を本社と蔵王社に各2ヶ、境内社の若宮社・稲荷社と境外の称名寺地蔵堂に各1ヶ供えます。蔵王社には御神酒・白米・塩・大根・ニンジン・りんごも供え、蔵王社前で祝詞奏上・玉串奉奠を行って神事が終わります。

 

神饌をお祓いする

 

                 鉢巻飯                     本社・若宮社・稲荷社に鉢巻飯を供える

   

蔵王社                            祝詞奏上 
  

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