武射神事(上賀茂神社)

【祭礼日】1月16日
【場 所】上賀茂神社(京都市北区上賀茂本山339)

【日 程】10:30~12:15

上賀茂神社は正式には賀茂別雷(カモワケイカヅチ)神社といいます。1月16日に歩射神事が二ノ鳥居と一ノ鳥居の間の芝生広場で、蟇目(ヒキメ)の儀・大的(オオマト)式・百手(モモテ)式の順で行われます。

【蟇目の儀】白色無文の狩衣(カリギヌ)姿に立烏帽子(タテエボシ)を被った二人が、蟇目鏑(カブラ)の矢を1本ずつ40mほど先の的めがけて放ち一年の邪気を払います。矢の先端に付いた蟇目鏑は鏑に数ヶ所の穴を空けているので矢が飛ぶとビュ~ンという音を発し、その音によって邪気を払うといいます。的は直径1.8mで、裏には鬼の文字が描かれています。

【大的式】白色無文の狩衣姿に立烏帽子を被った二人が、朱塗りの丹塗矢(ニヌリヤ)を2本ずつ鬼的めがけて放ちます。

【百手式】10人の射手が10手を射ると合計百手となるので百手式の名がついています。今年は女性3人を含めて狩衣姿に梨子打(ナシウチ)烏帽子を被った1組7人、2組14人の小笠原流近畿菱友会の方が妙技を披露されました。(蟇目の儀・大的式も近畿菱友会の方がされたのかもしれません)

矢を射る方法は、7人が一列に並び、揃って左片肌脱ぎ(女性は上衣のみ)となり、五月雨式に順番に矢を放ちます。前の射手の矢が的に到着する音を聞いてから次の射手が矢を放ちます。

 

蟇目の儀

 

大的式

 

百手式(前弓)

 

 百手式(前弓)                              百手式(後弓)

 

百手式(後弓)                                直 会   



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