六保祭(日吉神社)

【祭礼日】9月最終土曜日
【場 所】日吉神社(七尾市中島町豊田町ヲ42)

【日 程】11:30~12:30(村立ち)、12:30~13:40(奉幣式)、13:40(獅子舞奉納=本殿前)、14:00(神事)、14:40(獅子舞奉納=参道広場)、14:45(渡御)、16:30~16:40(御神堂で神事)

六保祭(ロッポサイ)は枠旗(ワクバタ)祭りともいわれ、豊田保六ヶ村の総社日吉神社を本社とする七末社(崎山・河崎・奥吉田・筆染・豊田町・豊田・土川)が本社に集う寄り合い祭りで、江戸時代から行われているそうです。

【枠 旗】長さ7~8mの木の棒の最上部に傘が、その下に3つの吹き流しが、その下に5~6mの旗が取り付けられ、これを担ぎ台に建てます。枠旗の巡行時や差し上げ時は、吹き流しの下から伸ばしている4本のロープを引っ張り、枠旗が倒れないようにバランスをとります。各地区から1基ずつ出ますが、土川地区の枠旗は見かけませんでした。

【奉幣式】7地区ではそれぞれの末社で鉦太鼓をひと打ちした後、猿田彦を先頭に鉦太鼓・神輿・枠旗の順で行列を組んで日吉神社に宮入りし奉幣式を行います。

猿田彦は舞いながら本殿前に来て、手に持った祓い棒を逆さまにして本殿の階段を1回打ちます。次に鉦太鼓方が階段に片足をかけて鉦太鼓を打ち鳴らします。次に神輿を本殿屋根すれすれまで差し上げし、枠旗も本殿前で担ぎ台の底に肩を入れて差し上げし気勢を上げます。それぞれ神社着到の挨拶のようです。

各地区の奉幣式が済むと参道広場で7地区の猿田彦が揃って舞い踊り、これをかき分けるように神職と祭礼役員が行列を組んで本殿に入ります。本殿前では各地区が順番に鉦太鼓を打ち鳴らした後、高校生が獅子舞を舞います。笛太鼓の囃子方は小・中学生です。

【渡 御】神事が終わり、参道広場で中学生・小学生・園児がそれぞれ獅子舞を舞った後、600mほど離れた御旅所(御神堂)への渡御が始まります。渡御の順番は、豊田・土川・奥吉田・本社(日吉神社)・筆染・河崎・崎山・豊田町となっています。

御旅所では各地区の鉦太鼓方がこれが最後とばかりに賑やかに打ち鳴らし、神輿・枠旗を差し上げします。また、崎山・筆染・豊田町の3地区が、枠旗を地上すれすれまで倒す「島田崩し」を行います。日吉神社と7地区の神輿が一列に並び置かれ神事が終わると、各地区はそれぞれ行列を組んで地元に帰ります。

七尾市中島町では、毎年9月に枠旗祭りが4地区で行われています。開催日順に、笠師祭が第二土曜日、お熊甲祭りが20日、新宮祭が秋分の日、六保祭が最終土曜日となっています。かつては、新宮祭は9月15日、六保祭は9月16日だったそうです。

 

 奥吉田地区                                  河崎地区

        

 河崎地区

            

豊田町地区

 

                         筆染地区             各区の枠旗                             

 

神職・役員の宮入り                           7地区の猿田彦

 

  高校生獅子舞                              獅子舞の囃子方

 

豊田町地区島田崩し                              8基の神輿 

祭りの栞(トップ)

 

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