ぐず焼き祭り(振橋神社)

【祭礼日】8月27~29日
【場 所】振橋神社(加賀市動橋町ワ180)

【日 程】27日18:00(神事・ぐずお祓い=神社)、18:30(ぐず練り回し)、20:00(ぐず乱舞=JR動橋駅前)、22:00(ぐず焼却=神社)、23:30(輪踊り=神社)、28日6:00~18:00(獅子舞=町内巡行)、10:30(例大祭)、13:00~17:30(巫女舞=町内各所)、21:00(花火大会=冠橋)、21:00(輪踊り=神社)、29日6:00~18:00(獅子舞=町内巡行)、13:00(稲荷祭=神社)、19:30~22:00(輪踊り=神社)

ぐず焼き祭りは、昔、怪魚の「ぐず」が田畑を荒らして人見御供を強要するので神社に祈願したところ、神が旅の武芸者となってぐずを退治して焼いたという故事に因んだものとされています。

ぐずというのは「ドンコ」のことで、頭部と口が大きく唇が厚い淡水魚でハゼの一種です。このドンコに似せた大きな張り子のぐずを祭りの一週間ほど前から、木枠の骨組みに割り竹や菰で形を整え布を張って仕上げます。底部には担ぎ手用の丸竹7~8本が差し渡してあります。

ぐずは、長さ10m、高さ3mほどのぐず連ぐず1基、青年会ぐず1基、長さ5mほどの子供ぐず4基、さらに小ぶりの孫ぐず4基で、孫ぐずは今年から始まったそうです。担ぎ手の法被の色はぐず連が赤、青年会が黄、子供・孫ぐずが青と決まっています。

振橋(フリハシ)神社で神事の後、境内に安置されている青年会ぐず・子供ぐず・孫ぐずを宮司がお祓いします。ぐず連ぐずはJR動橋(イブリハシ)駅西側の別場所でお祓いを済ませているようです。

お祓いが済むと孫ぐず・子供ぐず・青年会ぐずの順で出発し町内の大通りを練り回し、ぐず連ぐずは途中から合流します。40~50人が担ぐぐず連ぐずと青年会ぐずの背には大太鼓が据えられ、これをぐずに乗った若者が打ちます。20時頃、JR動橋駅前でぐずの乱舞となり、ぐず連ぐずと青年会ぐずがせめぎ合いをします。

この後、見物の皆さんが次々に赤ちゃんをぐずの口の中に入れて写真撮影し、また「あばれぐず昇炎」による「よさこい演舞」が披露されます。

子供ぐずと孫ぐずの練りは動橋駅前で終わり、ぐず連ぐずと青年会ぐずの練りが続きますが、ぐず連ぐずも途中で練りを終え、青年会ぐずだけが神社に向かい、境内の篝火を周回した後、ぐずを焼却します。この後、境内で振橋節の輪踊りが舞われます。

 

青年会ぐず                                     子供ぐず

 

         神 事                                 青年会ぐずのお祓い 

 

    孫ぐずのお祓い                               練り(ぐず連ぐず)

 

          練り(青年会ぐず)                  ぐずのせめぎ合い(青年会対ぐず連) 

 

 ぐずの口の中に入って写真撮影         よさこい演舞(あばれぐず昇炎)

 

ぐずが篝火を周回する                            ぐずを焼却する

  

祭りの栞(トップ)

 

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