蟇目神事(若宮八幡宮)

【祭礼日】5月25日
【場 所】若宮八幡宮(白山市若宮1-100)

【日 程】10:00~11:00

若宮八幡宮の「蟇目(ヒキメ)神事」は、鎌倉時代、日輪(太陽)に化けた白鳥を加賀の武士・山上新保介(ヤマガミシンポノスケ)が、鎌倉将軍の命令で射落とし褒美として若宮八幡宮の建立を許されたとされる故事に由来しているといわれます。

蟇目神事は、数個の穴を設けた鏑(カブラ)を矢の先端に取り付けた鏑矢を射る行事で、矢を射放つと鏑の穴から風が入り音を発し妖魔を退散させるといわれています。鏑の穴の形が蟇の目に似ているからことから蟇目神事といわれています。

神社拝殿で神事の後、白の狩衣(カリギヌ)・袴姿に垂纓冠(スイエイカン)を被り浅沓(アサグツ)を履いた宮司が、除災招福と鎮護国家を祈願して、境内から表鬼門(北東)と裏鬼門(南西)の空めがけて矢を射ます。

次に、陣羽織・袴姿に引立烏帽子(ヒキタテエボシ)を被った「松任弓道協会」の2人が、表鬼門と裏鬼門に向けて矢を射ます。

この後、拝殿で神事が行われ、この中で巫女舞が奉納されます。

 

宮司が表鬼門と裏鬼門に矢を射る

 

松任弓道協会員が鬼門に矢を射る

 

    神事(拝殿)                           巫女舞(拝殿) 

祭りの栞(トップ)

 

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